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Porsche Taycan Turbo S Formula E safety car
シーズン8参加チームのカラーをデザイン

フォーミュラEのセーフティカーに採用された「タイカン ターボS」は、シーズン8にエントリーした全11チームのカラーリング、FIAとフォーミュラEのカラーコンセプトを採用。これは、フォーミュラEに携わるすべての人々の決意と、未来のEVレースシリーズへの共通の道を象徴するもの。さらに、多様性やコミュニティの結束といった、社会的な価値観も視覚的に表現しているという。
ポルシェ・モータースポーツの副社長を務めるトーマス・ローデンバッハは、タイカンのセーフティカーについて次のようにコメントした。
「フォーミュラEが、ドライバーセーフティに欠かせない重要な任務をポルシェに託したことを誇りに思います。オフィシャルセーフティカーとしてタイカン ターボSを使用することで、サーキットの安全性に重要な貢献をするだけでなく、ポルシェ・モータースポーツにとってもフォーミュラEの重要性を強調することができます」
「この特徴的なカラーリングは、この革新的なレースシリーズの成功の未来に対する私達のコミットメントを表現しています。それぞれのチームはサーキット外ではライバルですが、このメッセージを一緒に世界に広めているのです。さらにまだモータースポーツファンではない若いターゲット層にも、アピールできるようにしたいと考えています」
ドライバー達の結束を示すカラーリバリー

フォーミュラEシリーズのジェイミー・レイグルCEOは、ポルシェ タイカンのセーフティカー採用について次のようにコメントした。
「フォーミュラEとして、ポルシェ タイカン ターボSがシーズン8から選手権のセーフティカーとして活躍することを嬉しく思います。タイカン ターボSは、高性能電気自動車のトップレベルにあります。フォーミュラEが開催される市街地サーキットを明るく照らしてくれるでしょう」
「フォーミュラEのセーフティカーをデザインするにあたり、ポルシェはトラック上での重要な安全機能を再構築しています。このセーフティカーが、電動化の未来に対する選手権のコミットメント、そしてABB FIAフォーミュラE世界選手権のドライバーたちの結束を示す力強いシンボルとしました」
フラッシュライトなどセーフティカー専用装備を装着

高い走行性能と安全性、そして最大560kWという高出力により、タイカン ターボSは、ロンドン、メキシコシティ、ニューヨーク、ベルリン、モナコ、ソウルなど、世界的な大都市で開催される電動フォーミュラシリーズで重要な役割を果たすことが可能になった。タイカン ターボSはローンチコントロールを搭載。0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は260km/hと、緊急事態にも対応できる走行性能を誇る。
タイカン ターボSをベースに、セーフティカー専用装備としてロールケージ、6点式シートベルト付きレーシングバケットシート、セーフティカー用ルーフライトとマレリ製ロガーシステム用ワイヤーハーネスを装着した。
セーフティカー導入時に点灯するフラッシングライトはバンパーに内蔵。また、長年FIAフォーミュラEのセーフティカードライバーを務めてきたブルーノ・コレイア(Bruno Correia)の新しい仕事場となるコクピットには、消火器とハイテク通信システムも搭載されている。