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Maserati Ghibli MC Edition
ティーポ26から続くモータースポーツの歴史
勝利、トロフィー、伝説的なレーシングカーやドライバー・・・。トライデントを掲げたマセラティは、強いレースのイメージを備えており、今回デビューした「MCエディション」はその輝かしい歴史にオマージュを捧げる仕様となる。V型8気筒エンジンを搭載したバージョンをベースに「妥協のないドライビングプレジャー」をコンセプトとして、ギブリ、レヴァンテ、クワトロポルテが美しく仕上げられた。
約96年前、トライデントを冠した最初のモデル「ティーポ26(Tipo 26)」が、アルフィエーリ・マセラティのドライブでタルガ・フローリオの1500ccクラスで優勝。ここからマセラティのサーキットにおける輝かしいストーリーが始まった。MCエディションはティーポ26から続く、高いパフォーマンス、勝利を求める強い想い、大胆なドライビングプレジャーを象徴している。
モデナをイメージしたイエローとブルー
今回、レーシーングフィールドをイメージする「ジアロ・コルセ(Giallo Corse)」と「ブルー・ヴィットリア(Blue Vittoria)」という、ギブリ、レヴァンテ、クワトロポルテに2色の専用カラーを設定した。この専用カラーの採用により、マセラティのルーツであるパワフルでスポーティなキャラクターをはっきりと思い起こされるだろう。
この鮮やかなイエローとシックなブルーは、マセラティの本拠地としてだけでなくイタリアにおける自動車を象徴する街「モデナ」のカラーとしても知られている。
ジアロ・コルセは、3層構造のイエローにブルーマイカが光を高度に干渉し、スポーティで先進的な印象を見る者に与えるカラー。一方、ブルー・ヴィットリアはマットな3層構造のブルーで、強いインパクトを持ちながらも深みを持ったモダンな雰囲気をたたえている。
エクステリアを引き立てるために、MCエディションは、ピアノブラックの特徴的なディテールを配し、リヤフェンダーとBピラーに「MC Edition」専用バッジを採用。また、レヴァンテ MCエディションが22インチホイール、ギブリとクワトロポルテには21インチホイールが与えられた。グロスブラック仕上げのホイールリムと、ブルーのブレーキキャリパーにより、足元をレーシーに演出する。
スポーティなイエロー&ブルーのステッチ
インテリアには、ブルー・カーボンファイバー製パーツに、ナチュラルなネロ・ピエノフィオーレ・ブラックレザーが組み合わせられた。レザーシートには、イエロー&ブルーのステッチと、デニムのアクセントが入れられている。また、ヘッドレストには“MC Edition”のロゴが入り、コンソールの中央にも専用バッジが配置された。
その他にも、電動サンルーフ、「Bowers&Wilkins」サラウンドサウンドシステム、ドライバーアシスタンスパッケージなどが標準装備される。
ギブリ、クワトロポルテ、レヴァンテの「MCエディション」は、世界各地において2月から発売を予定。現時点で、日本への導入時期は未定となっている。