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引き続きポルシェ911 GT3 カップを使用
ポルシェ・TAGホイヤー・Eスポーツ・スーパーカップ(PESC)のクオリファイリング・シリーズは、7月31日のドイツ・ホッケンハイムを皮切りに、全6ラウンドを開催。この予選シリーズを勝ち上がることで、世界中のシムレーサーが、2022年シリーズにおいて15枠のフリースターティングポジションのうちの1枠を手にすることができる。
ポルシェが展開するEスポーツ・シリーズ「PESC」は、会員登録制のサブスクリプション・レーシングシミュレーターサービス『iRacing』プラットフォームを使用。2022年1月から4シーズン目に突入する。
今回から導入される新たな予選形式は『iRacing』メンバー全員が参加可能。つまり『iRacing』のシミュレーションプラットフォームにサブスクリプション登録している人なら、誰でも挑戦することができるのだ。マシンは引き続き「ポルシェ911 GT3 カップ」が使用され、TAGホイヤーがタイトルスポンサーを務めることも決まっている。
全6戦が行われるクオリファイリング・シリーズ
クオリファイリング・シリーズは、2021年7月31日から9月4日まで毎週土曜日に6つのバーチャルサーキットを舞台とし6戦の予選ヒートを開催。それぞれのイベントではフリープラクティスと予選セッション、そして80kmの決戦レースが行われる。
開幕戦はホッケンハイムリンク、その後バルセロナ、オーストリアのレッドブル・リンク、アメリカのロードアトランタとロングビーチ、ニュルブルクリンクと続く。参加者はグランプリサーキットを舞台に、自身のドライビングスキルを証明する必要がある。総合成績の上位15名はPESCのグリッドを確保するための次のステージ「コンテンダー・シリーズ」へと進む。
コンテンダー・シリーズ上位15名がPESCのグリッドを獲得
予選第2ラウンドとも言うべきコンテンダー・シリーズは、クオリファイリング・シリーズの上位15名が、2021年のPESC総合ランキング21位から40位のドライバーと対戦。コンテンダー・シリーズは9月25日から10月30日にかけ、クオリファイリング・シリーズと同じ6つのサーキットで行われる。その模様はポルシェ公式Twitchチャンネルでライブ配信される予定だ。
コンテンダー・シリーズのレースフォーマットはPESC本戦に対応。ドライバーは最初にフリープラクティスと予選セッションに参加し、予選トップ5が最大5ポイントを獲得する。さらに予選での結果によってスプリントレースのグリッドポジションが決定し、優勝者には最大25ポイントが付与される。
フィーチャーレースでは、スプリントレースの上位8名がリバースグリッドに並び、予選8番手のドライバーがポールポジションからスタート。フィーチャーレース優勝者は50ポイントを獲得し、コンテンダー・シリーズの6ラウンド終了後、総合ランキング上位15名のシムレーサーに2022年シーズンのPESCの参加権が与えられる。この15名が、2021年シーズンのPESCトップ20に入ったドライバーと対戦することになる。
【2022年PESC 予選ラウンドカレンダー】
・クオリファイリング・シリーズ
7月31日 ドイツ:ホッケンハイム(18周
8月7日 スペイン:バルセロナ(18周)
8月14日 オーストリア:レッドブルリンク(20周)
8月21日 アメリカ:ロード・アトランタ(18周)
8月28日 アメリカ:ロングビーチ(26周)
9月4日 ドイツ:ニュルブルクリンク・GPサーキット(14周)
・コンテンダー・シリーズ
9月25日 ドイツ:ホッケンハイム(9/18周)
9月25日 スペイン:バルセロナ(9/18周)
10月9日 オーストリア:レッドブルリンク(10/20周)
10月16日 アメリカ:ロード・アトランタ(9/18周)
10月23日 アメリカ:ロングビーチ(13/26周)
10月30日 ドイツ:ニュルブルクリンク・GPサーキット(7/14周)