目次
3年振り5度目の開催は生憎の雨天での決行
伝説のクラシックアストン5台と珠玉の限定車V12スピードスターが降臨!
モーターファンフェスタ2022には様々な出展があった。ここではその中からアストンマーティンを紹介しよう。ピットに設けられた展示スペースには、クラシックからエクストリームなスペシャルモデルまで普段はお目にかかれない特別なラインナップが揃い、まさにアストンマーティン的非日常を富士スピードウェイで披露した。クラシックモデルの展示車両はDB2、DB5、DB4、DB6そしてヴィラージュ。そして最新のスペシャルモデルとしてV12スピードスターが展示された。
これらはいずれもオーナー車である。早朝から降ったり止んだりのあいにくの天気となった富士スピードウェイに、はたして貴重なクルマたちは現れるのか?という心配は杞憂に終わって堂々と会場で展示され、展示ブースには多くのアストンファンが引きも切らずに訪れていた。しかし・・・V12スピードスターはルーフを持たない、かつてのオープンレーシングカー、DBR1を彷彿させる限定生産モデルである。悪天候の中、いったいどうやって会場に辿り着いたのだろう・・・?
REPORT/吉岡卓朗(Takuro YOSHIOKA)
国内屈指のワンメイクレース「LOTUS Cup Japan」のエキシビション開催
GENROQ編集部ロータス・カップ担当です。3年ぶりに帰ってきた「モーターファンフェスタ」、そのプログラムの一環として、ロータスのワンメイクレースである「LOTUS Cup Japan」のエキシビションが行われました。
実は「LOTUS Cup Japan」がエキシビション戦を開催するのも3年ぶり。それに、富士スピードウェイでの開催も昨シーズン開幕戦以来なので、多くのエントラントの皆さんにとって、富士スピードウェイでのドライブ自体が久々だったようです。
今回は予選時間がいつもより長く、25分間(通常は15分)も設定されていて、各車ピットへと戻ることなく、ウェットでの挙動を確かめるように走行を続けていました。視界も厳しく、滑りやすいコンディションではありましたが、ドライブを終えた後で「やっぱりサーキットをロータスで走るのは最高に楽しい!」と、口を揃えていたのが印象的です。
ナンバー付き車両にも関わらず、純レーシングカーのような挙動を楽しめるLOTUS Cup Japan。参戦可能な車種も豊富で選び放題ですし、最大3名で1台の車両をシェア可能な「レンタル・エリーゼ参戦パッケージ」も用意されています。なんでも、ロータスでレースをすると、必ずクルマの運転が上手くなるそう。
ロータス カップが初レースという方が、2〜3年後に優勝争い・・・なんてことも珍しくありません。今回、興味をもたれた方がいましたら、これを機会にライセンスを取得して(こちらのサポートもアリ)、挑戦をお待ちしております。
REPORT/入江大輔(Daisuke IRIE)
ルノー&アルピーヌの祭典「RENAULT・ALPINE DAY IN MFF」開催
様々なクルマに関するコンテンツが用意されたモーターファンフェスタ2022。中でも抜群の集客力を誇ったのがルノー&アルピーヌ車のオーナーに向けた「RENAULT・ALPINE DAY IN MFF」だ。
こちらはルノー各車とアルピーヌのファンミーティングであり、さらには富士スピードウェイの本コースをドライブできるスポーツ走行会も併催。生憎の雨模様にもかかわらず全国各地からルノー&アルピーヌのオーナーが集結し、走行会には2クラス合計43台が参加した他、ミーティング会場は151台ものフレンチカーで埋め尽くされた。
特にミーティング会場の様子は圧巻で、ルーテシアやメガーヌ、カングー、トゥインゴ、サンク他、ルノーの歴史を彩り現代に続くモデルが軒を連ね、最新のアルピーヌ A110の姿も多数見られた。雨が降り続く中、そこかしこでオーナーの方々による談笑シーンが展開されていたのも印象深い。
日本のクルマ文化は総じて欧米に比べ浅いと言われることもあるが、この光景を見れば認識を改めること請け合い。さらなるクルマ文化の発展にモーターファンフェスタが一役買うことができれば、主催者サイドの自分たちにとっても望外の喜びだ。
REPORT/甲斐貴之(Takayuki KAI)
雨ニモ負ケズ、渋滞ニモ負ケズ
事前申し込みによる完全予約制で実施した今回の「GENROQ SUPER DRIVE」は、ありがたいことにお申し込みが殺到。当日は、アストンマーティン DB11、ポルシェ 911 GTS及びタイカン、フェラーリ ローマ、ベントレー フライングスパー、モーガン プラスフォー、ランボルギーニ ウラカン STO、ロールス・ロイス ゴーストという合計8台(総額2億円超!)のスーパースポーツやハイエンドサルーンが勢揃い。
そしてレーシングドライバーの堤 優威氏、モータージャーナリストの斎藤 聡氏、吉田拓生氏、人気YouTuberのウナ丼氏が“1日だけの特別ショーファー”として当選者の皆さまをお迎えしました。
会場は朝から雨降り続きで肌寒く、コロナ対策の関係から入場にも時間がかかり、ゲート前は大渋滞。それでも本当に多くのお客様が受付へ足を運んでくださり、試乗後にはキラキラした目で「楽しかった」と歓喜の声を聞かせてくれました。そんな様子を見るにつけ、雨にも渋滞にも負けない皆様のクルマ愛の深さに、こちらの心が強く打たれた1日でした。そんな人で、私もありたい。
それにしてもお子さんたちのウラカン人気は凄かった。ANIMA(ランボルギーニが採用するドライブモード)の説明を分かりやすく私に教えてくれたボク、ありがとうございました!
REPORT/三代やよい(Yayoi MIYO)