VWのディース会長は9月1日付けで退任
フォルクスワーゲンAGの監査役会は、7月22日に新たな人事を発表。2022年9月1日付でヘルベルト・ディースがフォルクスワーゲン・グループの経営委員会議長を退任し、オリバー・ブルーメが新たに就任する。ブルーメはこの新たな役割に加えて、ポルシェにおける会長職も長期的に継続。また、ポルシェは併せて、IPO(新規公開株)実施の可能性も視野に入れているという。
ポルシェに加えて、様々なブランドを抱えるフォルクスワーゲン・グループを率いることになったブルーメは、次のようにコメントした。
「ポルシェAGとフォルクスワーゲン・グループの両方を率いることになり、大変うれしく思っています。私の関心は、お客様、ブランド、製品に向けられています。私は常に“人間”を重視してきました。チームスピリット、公平性、情熱は成功には不可欠であり、これはブランドだけでなく、グループ全体にも当てはまります」
「ポルシェに関しては、長期にわたって会社を率いていくことを私に期待してくれました。また、IPOの可能性もあります。私達はポルシェを技術的、財政的、そして文化的に成功させてきました。現在、持続可能なモビリティのリーダーにあると確信しています」
ブルーメは1994年のフォルクスワーゲン・グループに入社以来、アウディ、セアト、フォルクスワーゲンなどで管理職を歴任。ポルシェAGの生産・ロジスティクス担当する取締役として活躍し、2015年からポルシェAGの取締役会会長を務めてきた。