CES 2023でバーチャルショールーム「フィアット・メタバース・ストア」を公開

「VR空間で実車を選んで買う時代?」イタリアに続き北米市場で「フィアット 500e」の販売はメタバースがメインに

2024年から北米市場での販売がスタートするフィアット 500e。その販売プラットフォームとなる「フィアット・メタバース・ストア」がCES 2023で公開された。
2024年から北米市場での販売がスタートするフィアット 500e。その販売プラットフォームとなる「フィアット・メタバース・ストア」がCES 2023で公開された。
2024年から北米市場での販売がスタートするコンパクトBEV「フィアット 500e」。その販売プラットフォームとなる「フィアット・メタバース・ストア」が、北米・ラスベガスで開催中のCES 2023で公開された。

北米市場における500e販売の鍵に

2022年12月からイタリアで導入されたバーチャルショールーム「フィアット・メタバース・ストア」。
2022年のロサンゼルス・オートショーで北米市場復帰を発表したフィアット。500eの販売は、「フィアット・メタバース・ストア」がメインに行われることになる。

アメリカ・ネバダ州ラスベガスを舞台に毎年1月に開催される、世界最大規模の電子機器見本市「CES 2023」において、フィアットはフル電動モデル「500e」を展示した。1年前のロサンゼルス・オートショーにおいて、フィアットは北米市場における新型フィアット500eの販売を正式発表している。

今回、初公開された自動車用インタラクティブ・ショールーム「フィアット・メタバース・ストア」が、北米における500eの販売プラットフォームとなる。フィアット・メタバース・ストアは、これまで実在のショールームでの対面販売が基本だった自動車分野において、革新的なカスタマー体験を提供することになる。

この仮想現実空間を活用したショールームは、フィアットとマイクロソフト(Microsoft)、タッチキャスト(Touchcast)とのパートナーシップによって開発。今回のCESの参加者は、マイクロソフト・ブースにおいて、実際にバーチャルショールーム技術を実際に体験することができる。

イタリアで先行導入されたメタバース・ストア

2022年12月からイタリアで導入されたバーチャルショールーム「フィアット・メタバース・ストア」。
フィアット・メタバース・ストアは2022年12月からイタリアに導入されており、新型フィアット500の購入をメタバース空間で行うことができる。

フィアット・メタバース・ストアは、2022年12月からイタリアにおいて先行導入。この仮想現実空間では、シンプルかつ没入感のあるブランド体験が提供されている。店内ではカスタマー自身がフィアット 500の内外装をチェックし、装備や仕様を決定。さらに購入にまで進むことが可能。今回、イタリアで大好評を得たバーチャルショールームが、北米においても導入されることが決まった。

フィアット・メタバース・ストアは、スマートフォン、タブレット、パソコンからアクセスが可能。このストアへの入店は専用のVR(バーチャルリアリティ)ヘッドセットや、追加のハードウェアはソフトウェアは不要となっている。

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