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BYD Auto Japan
中国初のEVブランド、東京オートサロンに初出展
昨年の1月~10月期には世界でもっとも多くの電気自動車を販売したという、名実ともに世界を代表するEVブランド、BYD。これまで中国をはじめアジア太平洋地域や欧州、中南米でも着実にマーケットを築いてきたが、2022年7月からは日本国内でも乗用車販売をスタートし、ついに東京オートサロンへも初出展を果たした。
BYDの日本法人であるBYD Auto Japanは、“X TOKYO”をテーマにエキゾチックな東京の風景を鮮やかな色使いで表現。独自の世界観を演出していた。
展示モデルは、e-SUVの「ATTO 3」、e-Compactの「DOLPHIN」、e-Sedanの「SEAL」という3車種。いずれも国内発売前の新型モデルというのがポイントだ。ATTO 3は1月31日に販売開始予定で、車両価格は440万円~と発表されている。全長4455×1875×1615mm、ホイールベース2720mmというコンパクトなボディに150kWの電気モーターを搭載し、WLTCモードで航続距離485kmを計上するATTO 3は、国内のEVマーケットを刺激するだろう。
立て続けに2モデルを国内導入予定
そして同じく2023年の中ごろにはe-Compact「DOLPHIN」を、2023年下半期にはe-Sedan「SEAL」を順次投入予定。それぞれ個性的なエクステリアを採用するが、インテリアもこれまでのどんなブランドとも異なるユニークな造形がなされている。設計の自由度が高いEVならではの利点を存分に活かしているのがBYDの強みだ。
DOLPHINとSEALは、出展時にはまだ国内の公道走行ができない状態のようだが、細部まで作り込まれた展示車両を見る限り国内の路上を走り出すのは時間の問題だろう。何しろ世界の巨大自動車ブランドたちを差し置いてEVの世界販売台数トップを記録したパイオニアである。今後ますます進むであろうEVマーケットを睨み、東京オートサロンでBYDの実車を確認してはいかがだろうか。