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BMW M4 GT3
ル・マンのサポートレースで2勝を記録
100周年を迎えた2023年のル・マン24時間レース。BMW MチームWRTが支援するBMW M4 GT3が、ル・マンのサポートシリーズ「ミシュラン・ル・マン・カップ(Michelin Le Mans Cup)」で2勝を記録。元MotoGPレーサーのヴァレンティーノ・ロッシが、GT3での初勝利を飾った。
ミシュラン・ル・マン・カップは、ル・マン24時間レースを統括するACOが展開するレースシリーズ。2023年シーズンは、バルセロナ、サルト・サーキット、ポール・リカール、アラゴン、スパ・フランコルシャン、ポルティマオと、全6戦が組まれている。
2024年のル・マン挑戦を狙うロッシ
今回、ル・マン24時間のレースウイークの6月8〜9日、第2戦「ロード・トゥ・ル・マン」を開催。6月8日に行われたレース1決勝は、31号車のBMW M4 GT3をドライブしたマックス・ヘッセとティム・ホエールがトップフィニッシュを果たした。
9日のレース2では、上位でフィニッシュしたクルーのペナルティもあり、46号車のBMW M4 GT3で参戦したロッシとジェローム・ポリカンが勝利。また、31号車も2位に入っており、BMWが1-2フィニッシュを決めている。
2024年シーズンは、WECとル・マン24時間レースへの参戦を計画しているロッシは、GT3マシンでの初勝利に喜びを隠さない。
「まずはここで優勝できたことがとても嬉しいです。BMWをドライブしての初勝利ですし、来年のル・マン24時間レースに向けてサルト・サーキットを走れたことも良い経験になりました」
「今回、予選から手堅いペースがありましたが、レース1はちょっとした不運に見舞われてしまいました。レース2はとにかく表彰台を狙っていたんです。最初のスティントを担当したジェロームが素晴らしいドライブを見せてくれたことで、最終的に勝つことができましたね。僕自身もいいペースで走れましたし、オーバーテイクもできて大満足です」