【ル・マン24時間】2003年ウイナーの「ベントレー EXP スピード8」がパレード

ル・マン24時間レース100周年イベントで2003年ウイナーの「ベントレー EXP スピード8」がデモランを披露

ガイ・スミスがステアリングを握り、2003年のル・マンで勝利した「ベントレー EXP スピード8」が、2023年のル・マン24時間に登場した。
ガイ・スミスがステアリングを握り、2003年のル・マンで勝利した「ベントレー EXP スピード8」が、2023年のル・マン24時間に登場した。
2003年のル・マン24時間で勝利した「ベントレー EXP スピード8」が、ル・マン24時間レース100周年記念イベントに参加するため、サルト・サーキットへと戻ってきた。スピード8は、6月10日の決勝レース前にダイナミックなデモンストレーションランを披露し、集まったレースファンから大きな歓声を受けている。

Bentley EXP Speed 8

7号車をガイ・スミスがドライブ

ガイ・スミスがステアリングを握り、2003年のル・マンで勝利した「ベントレー EXP スピード8」が、2023年のル・マン24時間に登場した。
今回、ベントレー EXP スピード8のデモンストレーションランを担当したガイ・スミスは、2003年のル・マン以来となるスピード8でのサルト・サーキット走行となった。

6月10日土曜日の午後、100周年記念パレードの一環として、2003年のル・マン24時間レース優勝マシン、ベントレー EXP スピード8(シャシーナンバー「004/5」)がサーキットに登場した。20年前にチェッカーフラッグを受けたドライバー、ガイ・スミスがコクピットに乗り込み、優勝後初となるサルト・サーキットでのドライブを披露した。

久々にベントレー EXP スピード8と再会し、サルト・サーキットを2周した後、スミスは次のようにコメントした。

「このクルマは1930年以来となる、ル・マン24時間レース優勝をベントレーにもたらしました。そして、私のレーシングキャリアの足がかりとなった、特別な1台です。2003年以降、何度かドライブしていますが、ル・マンに戻るのは今回が初めてですし、ここを走るとたくさんの思い出と感動が蘇りますね」

「走っていると、20年前にフィニッシュラインを越えたときとまったく同じ感覚が蘇りました。ベントレーはル・マンの一部であり、そしてル・マンはベントレーの一部です。そして、この地で100年の歴史を祝うことができて、素晴らしい週末になりました」

「ル・マン・クラシック」にも公式参加

ベントレーは、2台のブロワー・コンティニュエーション・シリーズと共に、6月29日から7月2日に開催される「ル・マン・クラシック」への公式参加を決定した。
ベントレーは、2台のブロワー・コンティニュエーション・シリーズと共に、6月29日から7月2日に開催される「ル・マン・クラシック」への公式参加を決定した。

2023年6月29日から7月2日にかけて開催される「ル・マン・クラシック」には、ベントレー・ワークスが2台のブロワー・コンティニュエーション・シリーズで「グリッド1レース」に参加する。

英国クルー本社が所有する「ブロワー カーゼロ」と、カスタマーカーがレースに参加。カーゼロは英国のドニントンパークで行われる最初のテストレースへの参戦も決まっている。今回の参戦は、2003年以来となるベントレーのル・マン公式参戦となる。

また、ベントレーが所有するヘリテージコレクションのリフレッシュ作業の一環として、ベントレー EXP スピード8(シャシーナンバー「004/5」)は、勝利前のコンディションへと戻すため、完全なリビルトが実施された。年内には所有する45台すべての車両が、走行可能なコンディションへとレストアされる予定だ。

スピード8は、6月いっぱいサルト・サーキットに留まり、6月末に開催されるル・マン・クラシックまでル・マン・ミュージアムに展示。スピード8はこの夏も様々な走行イベントに登場する予定で、その後はクルーへと戻り、展示される予定となっている。

ウイニングランを行うフェラーリAFコルセの「フェラーリ 499P」51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームズ・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)。

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