目次
Pininfarina B95
東海岸で最新電動バルケッタ「B95」を公開
今回、アウトモビリ・ピニンファリーナは、米国東海岸を舞台に行われる招待者限定のエクスクルーシブなイベント「ザ・ブリッジ」において、最新フル電動ハイパースポーツ「B95」と、「バッティスタ エディツィオーネ ニーノ・ファリーナ」を展示。7回目となるザ・ブリッジは、9月23日にニューヨーク州のハンプトンズ地区にある「ブリッジハンプトン・ゴルフコース」で開催される。
世界初のフル電動ハイパーバルケッタとして開発された「B95」は、ピニンファリーナSpAの創立95周年を記念したスペシャルモデルで、2025年に最初のデリバリーが行われる予定。モータースポーツ界のレジェンドであり、史上初のF1ワールドチャンピオンであるニーノ・ファリーナの輝かしいレースキャリアへとオマージュを捧げた「バッティスタ エディツィオーネ ニーノ・ファリーナ」と共に、東海岸の特別なカスタマーへと披露される。
アウトモビリ・ピニンファリーナのパオロ・デラッチャCEOは、ザ・ブリッジへの参加について次のようにコメントした。
「アウトモビリ・ピニンファリーナが新たに発表したコレクションを、アメリカ東海岸のお客様、ディーラー、そしてエンスージアストの皆様にお届けできることに興奮しています」
「B95は、世界初のフル電動ラグジュアリーブランドであるピニンファリーナが、あらゆる制限を取り払った時に、何ができるか、その可能性を示しています。私たちが掲げるデザイン哲学『PURA』により、ピニンファリーナの輝かしい伝統と、その歴史の中で生み出された素晴らしいスポーツカーにインスパイアされた、素晴らしいフォルムが完成しました」
「バッティスタ エディツィオーネ ニーノ・ファリーナは、ピニンファリーナの伝統である、究極のセレブレーション仕様です。わずか5台が製造されるエクスクルーシブなコレクションは、世界初のF1ワールドチャンピオンの勇敢で大胆不敵な人物像に敬意を表しています」
ピニンファリーナ95周年記念モデル
今年のモントレー・カーウィークにおいて、アウトモビリ・ピニンファリーナが初公開した「B95」は、史上初のフル電動ハイパーバルケッタとして開発された。1950～60年代のクラシカルなレーシングカーを現代的に解釈し、流れるようなオープントップのボディワークはシンプルさを追求。高い技術力に裏打ちされたフル電動パワートレインを搭載する。
エクステリアは、ピニンファリーナ95周年モデルとして、アウトモビリ・ピニンファリーナのデザインチームと、ピニンファリーナSpAとのコラボレーションによってデザイン。アウトモビリ・ピニンファリーナのデザインフィロソフィーである「PURA」は、エレガントなシルエットとドラマチックなプロポーションを表現しているという。
車名の「B」はバルケッタを意味し、アニバーサリーイヤーの「95」が組み合わされ、B95という車名が誕生。バッティスタのフル電動パワートレインをベースに、B95専用チューンが施されており、0-60mph加速が2秒以下、最高速度は300km/hというスペックを実現している。B95はカンビアーノのファクトリーにおいて、職人チームにより限定10台がハンドメイドで製造され、デリバリーは2025年から開始される予定だ。
F1初代王者の偉業を称えた特別仕様車
「バッティスタ エディツィオーネ ニーノ・ファリーナ」は、創業者バティスタ・“ピニン”・ファリーナの甥であり、初代F1ワールドチャンピオンである、伝説のレーシングドライバー、ニーノ・ファリーナへのオマージュとして開発。バッティスタをベースに、エクステリアとインテリアに専用装備を施し、ニーノへとリスペクトを捧げる様々なディテールが採用された。
5台のみが限定販売されるバッティスタ エディツィオーネ ニーノ・ファリーナは、「バッティスタ アニバーサリオ」に続き、バッティスタ・シリーズとして2番目のデザインエディションとなる。
エクステリアは、特注カラーのロッソ・ニーノ（Rosso Nino）を採用。深みのある豊かなレッドは、ニーノ・ファリーナがレースキャリアを通じてドライブした車両へのオマージュとしてチョイスされた。このロッソ・ニーノのメインカラーに、ビアンコ・セストリエーレとアイコニカ・ブルーで仕上げられた専用のロワボディエレメントが組み合わせられている。
インテリアには「Nino Farina」の文字が刻まれた、ブラック・アルマイト仕上げの専用シャシープレートを配置。助手席側のドアには、ニーノ・ファリーナのヒストリーが刻まれた専用プレートが装着される。
