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「交通安全ステッカー」というとどういったものを思い浮かべますか? 「交通安全」の文字と神社やお寺の名前が書き込まれ、鳥居や仏閣、その神社やお寺と縁の深いデザインされていたり……といったイメージだろうか。
それも間違っていない。交通安全ステッカーのオーソドックスだ。
“交通安全”といえば乗り物だよね!
そんなオーソドックスな交通安全ステッカー以外にも、色々なモチーフのデザインがある。特に”交通安全”ともなればやはり乗り物とは切っても切り離せない。乗り物モチーフのステッカーだが、その乗り物の種類も実はかなり豊富だったりする。
陸海空とそれぞれモチーフにしたステッカーがある中で、最近のバイクブームから”バイク神社”として話題になっている神社もあり、15社がランドマーク認定部会により認定されている。それとは別にバイクモチーフとした交通安全ステッカーもある。山梨や秩父、北海道はツーリングのメッカだけに然もありなん。
さて、ここまで見て”クルマ”のステッカーが無いことに気づきだろう。実はクルマをモチーフにした交通安全ステッカーが意外にも少ないのだ。タンデムさんの収集品にもあまり見かけない。
歴史好きなら必見!
神社やお寺はその祭神や縁起、曰くに歴史的故事や歴史上の人物が絡むことも多い。歴史好きなら訪れておきたいところだ。上にも挙げた菅原道真公はもちろんのこと、戦国武将や何気の多いのが源氏が縁となるものだ。
かわいい? かっこいい? 動物デザイン
神様の使いであったり縁起に関わるものだったり、神社やお寺には意外と動物と縁が深い。となると、交通安全ステッカーにも動物をモチーフにしたデザインが採用されていることもある。
例えば日本で一番多い「八幡神社」の使いは鳩。「稲荷」といえば「狐」が超有名。菅原道真公の「天満宮」「天神」は牛。「熊野神社」は八咫烏。「春日大社」「鹿島神宮」は鹿といったところ。
また、それらとは関係なく動物モチーフとしているものも少なくない。
「有鹿神社」のパンダは神社の縁起や関係のある動物とは全く関係なく、被り物の名物宮司「パンダ宮司」がモチーフになっている変わり種だ。
神様仏様キャラクター様
歴史上の人物が祭神になっている以外ビジュアル的にあまり露出の多くない日本の神々。畏れ多いということもあってか、神様自体がステッカーに描かれているケースは多くない。一方で、お寺の方はというと、ビジュアル面も含めて布教してきた歴史的背景もあり、仏様とその仲間がステッカーに登場することが多いようだ。
神様が出てこない神社でもその神社にまつわる、いわゆる”キャラクター”がステッカーのデザインを賑わせることもしばしば。
「がまんさま」や「黒奴」「走り坊さん」など、神社やお寺と合わせて解説したいところだが、あまりに情報量が多いのでここはあなたが今このサイトを見ているガジェットで検索していただきたい。
神社・お寺なのにこんなのあり?欧文ステッカーがカッコイイ
神社やお寺といえば古くから日本にあるものであり、日本的、広く見ても東洋的なイメージ。にもかかわらず欧文を軸にデザインされたステッカーも少なくない。一見する寺社仏閣のステッカーとも、ともすれば交通安全のステッカーとも気が付かれないデザインもある。もしクルマに貼るのであれば、こういったものの方がさりげなくて良いのかもしれない。
交通安全ステッカー蒐集家「タンデム」さん
20年来の愛車、ハーレーダヴィッドソンを駆って全国津々浦々の寺社仏閣を詣で交通安全ステッカーを収集。その数、実に400以上で日々増えつつある。どんなに遠くでもバイクで行くのがポリシーで、ハンドルネームの「タンデム」は奥様と二人乗りで旅することから。
今回紹介したほかにも、タンデムさんのブログとインスタグラムには多数の交通安全ステッカーが掲載されている。その数、ラインナップは一見の価値ありだ!
また、バイク雑誌『月刊モトチャンプ』では、タンデムさんへのインタビューをもとに交通安全ステッカーのミニ特集も組んでおり、こちらもぜひ一読してほしい。
最後に、昨今の御朱印ブームでも問題になったことで、タンデムさんも言っていたことだが、神社やお寺を詣でるのは御参りが第一であることを肝に銘じておきたい。御朱印やステッカー、あるいは何か寺社仏閣の品を集めているのなら、まず御参りを済ませてから求めるのが筋というものだろう。その辺り、準逆を違えては折角のご利益も得られないのでは無いだろうか?