初開催のフォーミュラE東京E-Prixの決勝日に2万人が来場、歴史的レースを見守る

3月29日、30日に東京ビッグサイトを中心に開催されたフォーミュラE第5戦東京E-Prix。日本で初めての本格的なストリートレースとなるこの大会には、2万人が来場した。

FIAフォーミュラE世界選手権は3月30日、今シーズン第5戦の東京E-Prixを開催。予選と決勝が行われた同日、会場となった東京都有明の東京ビッグサイトには2万人が来場した。

本格的な四輪競技車両による市街地レースとしては日本で初めての催しとなった東京E-Prix。このイベントは東京ビッグサイトの敷地とその周辺道路を使って行われ、3月29日にはシェイクダウンとフリープラクティス(FP1)、翌30日にはFP2と予選、そして決勝レースが行われた。

予選ではニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドがポールポジションを獲得。決勝では優勝したマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・グンターと、僅差の2位となったローランドが最後まで激しい優勝争いを繰り広げたほか、かつて日本のトップカテゴリーで活躍したジャガーTCSレーシングのニック・キャシディは19番グリッド発進ながら8位入賞、ニッサン・フォーミュラEチームのサッシャ・フェネストラズも20番グリッドから11位まで追い上げる力走を見せ、大いに盛り上げた。

今年の東京E-Prixでは、最初の一般販売分のチケットがわずか3分で売り切れ、追加で設けられたグランドスタンド2棟分の観戦券も一般席は1分足らずで完売していた。この状況を受けて主催者は、通常有料エリアであるファンビレッジを無料開放することを決定。ここではシミュレーター体験などさまざまなアクティビティが用意されたほか、大型のスクリーンでのライブビューイングが楽しむことができた。

今年の東京E-Prixは初開催ながら2万人が来場。日本初の本格的なストリートレースという歴史的なイベントを見守った。

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