100万円で買える? 人生の節目に必要になるミニバン、人気3車種これでどうだ! 【モーターファンおすすめ中古車】2024年6月版

家族が増えた…。若い時には想像できなくても、人生のそんなステージで必要に迫られたり、ライフスタイルが変わった時に購入候補に挙がるのがミニバンというクルマ。そこで今回は、今どき100万円で狙える人気のミニバン3車種ご紹介しましょう。

トヨタ ヴォクシー/ノア 3代目 R80G/W型 (2014~2021年)

3代目 R80G/W型 ヴォクシー V ハイブリッド(2014年モデル)
3代目 R80G/W型 ノア G ハイブリッド(2014年モデル)

中古車市場での価格帯:87万円〜400万円

おすすめグレード:ヴォクシー V / ノア G

2001年に初代モデルが登場した、トヨタの中型ミニバンの代表格と言えるヴォクシーと兄弟車のノアは、スタイリッシュでスポーティなヴォクシーと、シンプルで上品なノアの二つの顔を持つミニバンで、現行モデルの先代になる3代目R80G/W型で大幅に進化しました。広々とした室内空間と多彩なシートアレンジが特徴で、快適で静かな乗り心地は、ファミリーカーとして非常に人気があります。おすすめのグレードは、ヴォクシーではV、ノアではGです。2016年以後のモデルでは、どちらもトヨタの誇る予防安全パッケージの『トヨタ セーフティ センス(2018年以前は“トヨタ セーフティ センスC”と呼称)』を標準装備し、高い安全性を誇ります。もちろん短所が無いわけではありません。弊メディアがオーナーに対して実施している『モーターファン ユーザーアンケート』では、ガソリンモデルのパワーがやや不足気味という声があります。

ヴォクシーにはZS、ノアにはSiというエアロ仕様、あるいはカスタム仕様のグレードが最上位に存在しますが、いずれも3ナンバー登録となるため、無条件にはおすすめし難いです。また、上質感や上級感、高級感をテーマに開発されたエスクァイアという兄弟車も存在していますが、こちらは2車に比べて中古車市場でもレアな存在ですので一般的とは言い難いでしょう。2車ともハイブリッドモデルが存在し、燃費性能が良く、経済的にも優れていますが、中古市場でも価格が高めなのが難点です。100万円以内で購入するのは現状では難しいでしょう。

3代目 R80G/W型 ヴォクシー V ハイブリッド(2014年モデル)

詳細スペック:ヴォクシー V / R80G/W型

全長×全幅×全高(㎜)=4695×1695×1825
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHC
駆動:FF
最高出力:152ps(112kW)/6100rpm
最大トルク:19.7kgm(193Nm)/3800rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1570
新車価格:257万円
※2014年発売当時のスペック

日産セレナ 5代目 C27型(2016年~2022年)

日産セレナ 5代目 C27型 e-POWER ハイウェイスター V (2018年モデル)

中古車市場での価格帯:72万円〜388万円

おすすめグレード:ハイウェイスター

日産セレナの現行型の先代となる5代目モデルのC27型は、先進的な技術と快適性を兼ね備えたミニバンです。尚、スズキの3代目ランディ(SC27型)は本車と兄弟車となります。本車の最大の特徴は、メーカーオプション設定の『プロパイロット』という自動運転支援システムで、長距離運転でも疲れにくく、安全性を高めています。また、操作性も良好です。意外にも100万円以下の中古車でも装備された車両を探すことが出来ますので、この点は意識しておくと良いでしょう。内装は広く、3列シートの快適性も優れており、ファミリーにぴったりの車と言えるでしょう。スタイリッシュな外観とモダンな内装が魅力ですが、特に“ハイウェイスター”は、スタイリッシュなデザインと充実した装備で人気が高いグレードです。また2018年に登場した“e-POWERE”と呼ばれるシリーズ・ハイブリッドモデルは燃費が良い一方で、中古車でも価格はやや高めですので、現状、100万円以下で探すのは難しいかもしれません。無論、この車にも短所が無いわけではありません。弊メディアがオーナーに対して実施している『モーターファン ユーザーアンケート』によれば、エンジンのパワーがやや不足していると感じることもあるという指摘があります。

日産セレナ 5代目 C27型 e-POWER ハイウェイスター V (2018年モデル)

詳細スペック:ハイウェイスター / C27型

全長×全幅×全高(㎜)=4770×1740×1865
ホイールベース(㎜)=2860
エンジン:2.0ℓ 水冷直列4気筒DOHC+モーター
駆動:FF
最高出力:150ps(110kW)/6000rpm
最大トルク:20.4kgm(200Nm)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1650
新車価格:267.84万円
※2016年発売当時のスペック

三菱デリカD:5 /CV#W型(2007年~/但し対象は2019年まで)

三菱デリカD:5(2007年モデル)

中古車市場での価格帯:30万円〜420万円(2019年モデルまで)

おすすめグレード:Gパワーパッケージ

2007年に登場した三菱デリカD:5は、タフな外観と本格的な4WD性能を持つミニバンで、オフロードでの走破性が非常に高いことを特徴とする唯一無二の個性を持った1台です。今回ご紹介している3車種のうち唯一の現行型のように思えますが、2019年発売の型からディーゼルエンジン車のみの設定となった実質的な新型となっています。このため現状の中古車市場では、2019年以後のモデルは軒並み200万円以上の価格帯となっており、100万円以下での購入は難しいでしょう。この車種も実質的には2019年までの先代モデルが推奨車ということになりますが、一般には2019年以前のモデルを前期型と称しているようです。

さて、三菱デリカD:5は、堅牢なボディと信頼性の高いメカニズムを備え、広々とした室内空間と多機能なシートアレンジにより、多様な用途に対応できます。ただし、弊メディアがオーナーに対して実施している『モーターファン ユーザーアンケート』では、燃費はあまり良くなく、都市部での取り回しがやや難しい場合があるとの声があります。また、オンロードでの乗り心地は少し硬めという指摘も見られました。ともあれ、アウトドアや悪路での使用には最適な一台ですので、キャンプやアウトドア・レジャーに親しんでいる方やファミリーにはうってつけでしょう。電動スライドドアを装備した“Gパワーパッケージ”が使い勝手もよく、中古車市場でのタマ数も比較的多いため、おすすめグレードです。

三菱デリカD:5(2007年モデル)

詳細スペック: Gパワーパッケージ / CV5W型

全長×全幅×全高(㎜)=4730×1795×1870
ホイールベース(㎜)=2850
エンジン:2.4ℓ 水冷直列4気筒DOHC
駆動:4WD
最高出力:170ps(125kW)/6000rpm
最大トルク:23.0kgm(226Nm)/4100rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
トランスミッション:CVT
車重(kg):1780
新車価格:288.75万円
※2007年発売当時のスペック

今回は市場で比較的人気が高く、それぞれ異なる特長を持った3車種のミニバンをセレクトしてみました。長期休暇の帰省旅行など家族での移動やアウトドア・レジャーでの活用など、用途や好みに応じて選ぶことができるかと思います。クルマ選びの参考になれば幸いです。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部