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日本メーカーは前年比+6%

日本メーカー6社の2024年北米新車販売台数は前年比+6%の588万2438台だった。日本ブランド全体としては、◎と言っていい。では、会社別に見ていこう。
メーカー | 販売台数 | 前年比 |
トヨタ | 233万2623台 | +3.7% |
ホンダ | 142万3857台 | +8.8% |
日産 | 92万4008台 | +2.8% |
SUBARU | 66万7725台 | +5.6% |
マツダ | 42万4382台 | +16.8% |
三菱 | 10万9843台 | +26.0% |
前年比の数字を見ると、日本メーカーの2024年の北米の成績は、全社○ということになる。
トヨタは、得意とするHEVが好調で電動車比率(EV/HEV/FCEV)は43%となった。
ホンダの電動車比率は25%。好調だったのは、
シビック:24万2005台(+20.8%)
CR-V:40万2791台(+11.4%)
HR-V(日本名ヴェゼル):15万1468台(+23.9%)
PILOT:14万1245台(+28.1%)だ。
マツダは、追加したモデルの台数がプラスに貢献している。
CX-50:8万1441台(+81.4%)
CX-90:5万4676台(+76.2%)
の存在が効いている。
三菱はアウトランダーが、スバルはクロストレック、フォレスター、アウトバックが好調だった。

物足りないのは、日産だ。最量販モデルであるROGUE(日本名エクストレイル)が前年-9.5%の24万5724台というのが響いている。
ドイツ勢は?
メーカー | 販売台数 | 前年比 |
BMW(MINIを含む) | 39万7645台 | +0.5% |
メルセデス・ベンツ | 37万4101台 | 0% |
アウディ | 19万6576台 | ▲14.0% |
ドイツ勢は、厳しい2024年だった。BMWが辛うじて前年プラスだが、アウディは14.0%減だった。BEVに賭けた経営判断がマイナスに働いてしまった。
地元アメリカ勢の数字も見ておこう。
メーカー | 販売台数 | 前年比 |
GM | 270万5080台 | 4.3% |
フォード | 207万8832台 | 4.2% |
GMとフォードは、それぞれ+4.3%、4.2%増で業界平均を超えて○の2024年だった。
ブランド別ではどうだろうか

今度はメーカー別ではなく、ブランド別で見ていこう。
ブランド名 | 販売台数 | 前年比 |
TOYOTA | 198万6954台 | +3.0% |
LEXUS | 34万5669台 | +7.9% |
HONDA | 129万1490台 | +11.1% |
ACURA | 13万2367台 | ▲9.1% |
NISSAN | 86万5938台 | +3.8% |
INFINITI | 5万8070台 | ▲10.2% |
SUBARU | 66万7725台 | +5.6% |
MAZDA | 42万4382台 | +16.8% |
MITSUBISHI | 10万9843台 | +26.0% |
BMW | 37万1346台 | +2.5% |
MINI | 2万6299台 | ▲21.5% |
MERCEDES-BENZ | 37万4101台 | 0% |
AUDI | 19万6576台 | ▲14.0% |
BUICK | 18万3421台 | +9.8% |
CADILLAC | 16万0204台 | +8.8% |
CHEVROLET | 174万5809台 | +1.7% |
GMC | 61万4117台 | +8.9% |
FORD | 197万4009台 | +3.1% |
LINCOLN | 10万4823台 | +28.1% |
前年から大きく伸びた(+10%以上)のは、HONDA、MAZDA、MITSUBISHI、LINCOLN
逆に販売台数を大きく減らしてしまった(▲10%以上)のはINFINITI、MINIということになる。とくにMINIは厳しい数字となってしまった。