新型EVはbZ4Xやソルテラに比べて、より伝統的なSUVの形状を採用する
トヨタとスバルは、共同開発で新型の電気コンパクトSUVを開発、2026年にも日本で生産を開始する計画を持っていることがわかった。

トヨタbZ4Xは中期アップデートを受けたばかりで、双子車であるスバル・ソルテラもすぐにそれに追随する可能性があるようだ。しかし、トヨタとスバルの提携から生まれたEVは、この2台のクロスオーバーだけではない。 2026年に、共同開発でふたつの新しいコンパクトSUVを追加してラインナップを拡大する計画を立てていると噂されている。

研究開発コストを管理可能な範囲に抑えるため、これらの新型コンパクトSUVは、bZ4Xやソルテラですでに使用されている「e-TNGAプラットフォーム」と、バッテリーパックや電気モーターなどの主要コンポーネントを共有することが予想されている。この連携により、トヨタとスバルはコストを削減し、より多くのリソースを他のプロジェクトに割り当てることができるようになるだろう。
先日、トヨタは2026年までに発売予定の3つの新型EVを示唆した。これらはトヨタのラインナップにおいて、bZ4X、C-HR+、アーバンクルーザーに加わることになる。ティーザー車両のうち2台は、EPUピックアップとランドクルーザーSEの生産バージョンのようで、どちらも2023年にコンセプトとして公開された。そして、3台目のティーザーは、トヨタとスバルが共同で開発しているコンパクトSUVではないかという憶測が広まっているのだ。
もしこれが事実であれば、新型EVはbZ4Xやソルテラに比べて、より伝統的なSUVの形状を採用すると予想される。このデザインは、シャープなノーズ、ルーフレール、より直立したリヤエンドなど、近日発売予定のトヨタRAV4に似たボディシルエットに近くなりそうだ。トヨタとスバルのバージョンは、外装と内装のデザインの多くを共有する可能性が高いが、bZ4Xとソルテラ同様に、それぞれ独特のフロントエンドが特徴となるだろう。
トヨタはすでに欧州で3つのEV(bZ4X、CH-R+、アーバンクルーザー)の投入を発表しているが、ソルテラはスバルのグローバルラインナップの中で唯一のゼロエミッション車となっている。しかし、この新型SUVはスバルがトヨタと共同で発売を計画している4つの電気自動車モデルのひとつであり、状況はすぐに変わるだろう。
共同開発車両に加え、スバルは2028年までに自社開発の初の電気自動車を発売することを目指しているが、これは、2030年までにスバルの世界販売の半分を電気自動車にするという広範な取り組みの一環だ。この目標にはおそらく合弁事業と単独事業の組み合わせが必要となり、トヨタとスバルの両社は今後数年間にわたって電気自動車の提供を拡大し続けるだろう。



