このリヤウィンドウは偽物だ! レンジローバー「ヴェラールEV」は後部に窓なしの斬新スタイルに

レンジローバー ヴェラール EV 市販型プロトタイプ スパイショット
ランドローバーは現在、クーペクロスオーバーSUV、レンジローバー「ヴェラール」後継モデルを開発中だ。スクープカメラに収められた最新の量産型プロトタイプの写真では、その特徴的なリヤフォルムに注目したい。

ヴェラールの後継モデルは完全電動SUVとして2026年に発売か

レンジローバー ヴェラール EV 市販型プロトタイプ スパイショット

レンジローバー ヴェラールは、イヴォークとレンジローバースポーツの間を埋めるミッドサイズSUVとして2017年に登場。その後継モデルは完全電動SUVとして2026年に発売される予定となっている。

レンジローバー ヴェラール EV 市販型プロトタイプ スパイショット

2026年後半に発売予定のこのモデルは、レンジローバー エレクトリックと同じ電動モジュラーアーキテクチャを採用し、ほぼ800ボルトの技術を採用することになる。効率性の利点に加え、急速充電も可能になるだろう。

ヴェラールはジャガーランドローバー(JLR)の最もスタイリッシュでデザイン重視のモデルのひとつであり、このプロトタイプは、そのトレンドをさらに推し進めているようだ。細部のほとんどがカモフラージュで隠されているにもかかわらず、そのプロポーションは明らかで、JLRのデザイナーは、新しいヴェラールで、より低く、より長く、よりスポーティな外観を目指したことがわかる。

ルーフラインは傾斜していて、よりダイナミックに見えるが、特に注目すべきは、ルーフ上の頑丈なカメラとアンテナアレイ、そしてダミーの可能性が高いリヤウインドウだ。この偽のリヤウインドウとセンサーアレイの組み合わせは、ひとつのことを示している。それは、窓のない「ポールスター4」スタイルのセットアップだ。

ポールスター4のリヤビュー。

ポールスター4は、よりダイナミックなスタンスを実現するためにリヤウインドウを犠牲にしており、それに追随する可能性があるという。もしこれが本当なら、新型ヴェラールはレンジローバー・エレクトリックに対してさらなる差別化を図ることになるだろう。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…