ホンダの大人気コンパクトミニバン、フリードが『トミカ』に登場! フィヨルドミスト・パールのカラーが映え!

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?

No.44 ホンダ フリード (サスペンション可動・希望小売価格594円・税込)
No.44 ホンダ フリード リヤビュー
No.44 ホンダ フリード(初回特別仕様) (サスペンション可動・希望小売価格594円・税込)※初回のみの特別仕様(特別色)です。
No.44 ホンダ フリード(初回特別仕様) リヤビュー

それまでの『No.44 日産 NV400 EV救急車』に替わって、2025年4月の第3土曜日に『トミカ』に加わった『No.44 ホンダ フリード』は、ホンダの代表的なコンパクトミニバンです。2008年に初代ホンダ・フリードが登場した際、「これが、わたしのちょうどいい。」というキャッチフレーズのもと、コンパクトでありながら3列シートを備えたミニバンとして人気を集めました。全長約4.2mという取り回しやすいサイズながら、実用性と快適性を高水準で両立し、特にファミリー層から高い評価を獲得しました。その後2016年には2代目モデルが登場し、初代の基本思想を引き継ぎながら、燃費性能の向上や安全装備の充実、使い勝手のさらなる改善が図られました。特にハイブリッドモデルの設定や、両側スライドドアなど利便性の高さが支持され、コンパクトミニバン市場における定番モデルとして定着しました。

ホンダ フリード eHEV AIR EX 実車フロントビュー(『トミカ』と同一仕様ではありません)
ホンダ フリード eHEV AIR EX 実車リヤビュー(『トミカ』と同一仕様ではありません)

そして今回の『トミカ』のモデルとなっている、2024年にホンダから発売された3代目フリードは、実に約8年ぶりとなるフルモデルチェンジを経て登場したモデルで、デザイン、パワートレイン、安全技術、快適装備のすべてにおいて大幅な進化を遂げています。今回の新型フリードは、従来の「ちょうどいい」コンパクトミニバンというコンセプトを継承しつつ、より洗練されたデザインと多様なニーズに応える機能性を高次元で融合させています。

ホンダ フリード eHEV CROSSTAR 実車フロントビュー(『トミカ』と同一仕様ではありません)
ホンダ フリード eHEV CROSSTAR 実車リヤビュー(『トミカ』と同一仕様ではありません)

エクステリアデザインは、シンプルで都会的な印象を持つ標準モデルの“AIR(エアー)”と、SUV風味を取り入れたタフなスタイルが特徴の“CROSSTAR(クロスター)”の2タイプをラインナップ。AIRは3列シート専用で、6人乗り仕様(2列目キャプテンシート)と7人乗り仕様(2列目ベンチシート)が用意されており、ファミリー向けのスタンダードなニーズに応える仕様です。一方CROSSTARは、専用バンパーやルーフレールなどアウトドアシーンを意識したディテールを採用し、5人乗りの2列シート仕様と、6人乗りの3列シート仕様が選べることで、よりアクティブなライフスタイルを持つユーザーに向けた提案となっています。

ホンダ フリード eHEV AIR EX インテリア シート
ホンダ フリード eHEV AIR インテリア インパネ
ホンダ フリード eHEV CROSSTAR 荷室(ユーティリティーボード装着時)

外形サイズは都市部での取り回しの良さを重視したコンパクトサイズを維持しながらも、全体的に先代モデルよりわずかにサイズアップしています。最小回転半径も小さく、立体駐車場などでもスムーズに取り回せる点が魅力です。また、室内寸法についても改良が施されており、全体的に余裕のある空間設計がなされています。2列目および3列目の足もと空間も確保されており、大人がしっかり座れる居住性が確保されています。また、全高を生かした天井の開放感や、低床フロアによる乗り降りのしやすさも、ファミリーユースにおける大きなアドバンテージとなっています。

ホンダ フリード シャシー
ガソリン車搭載 1.5L DOHC i-VTECエンジン
ガソリンエンジン車用CVT

パワートレインには、1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルと、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム『e:HEV』を搭載したハイブリッドモデルが設定されています。e:HEVは、エンジンを主に発電に使いながらモーターで走行するEVライクなフィーリングを実現したシステムで、AIRのFFモデルではWLTCモードで25.6km/Lという優れた燃費性能を誇ります。走行性能も日常域での滑らかさと加速感に優れ、都市部から高速道路、さらには郊外のワインディングまで幅広いシーンで快適なドライビングが楽しめます。

ホンダeHEVシステムの構成
eHEV車搭載 1.5L アトキンソンサイクル DOHC i-VTEC エンジン
eHEV車用 2モーター内蔵電気式CVT

安全面では、進化した『Honda SENSING』が全タイプに標準装備されます。新たに設定されたフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを組み合わせることで、前方だけでなく周囲の障害物検知や衝突軽減ブレーキ、車線維持支援システムなどの精度と信頼性が向上し、ドライバーと乗員の安全をより高い次元でサポートします。

3代目フリードは、コンパクトミニバンとしての使い勝手のよさを維持しながら、より洗練されたデザイン、選べるスタイル、先進の安全技術を搭載し、家族やアウトドア志向のユーザーなど幅広い層にとって「これがちょうどいい」と感じさせる新たな基準を提示する一台となっています。

ホンダ フリード eHEV AIR EX

このほど『トミカ』に加わった『No.44 ホンダ フリード』は、その外観から、初回限定仕様ともども基本的な仕様である“AIR”をモデルにしています。また、実車にはガソリン車とハイブリッドのe:HEV車がありますが、e:HEV車にはバックドアのナンバープレート取り付け部の右上に専用エンブレムが付きます。それが見当たらないため、ガソリン車が再現されているようです。とは言え、この大きさでエンブレムの有無をとやかく言うのも野暮というものでしょう。ちなみに内装は2列目キャプテンシートの6人乗り仕様になっています。全体的に3代目フリードの特徴がよく再現された『トミカ』ですが、こうなると“CROSSTAR”も欲しくなってきますね。

■ホンダ フリード e:HEV AIR FF 主要諸元 (『トミカ』モデル車種と同一規格ではありません)

全長×全幅×全高(mm):4310×1695×1755

ホイールベース(mm):2740

トレッド(前/後・mm):1480/1485

車両重量(kg):1460

エンジン形式:LEB型 1.5L 水冷直列4気筒DOHC

排気量(cc):1496

エンジン最高出力:78kW(106ps)/6000~6400rpm

エンジン最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500~5000rpm

モーター型式:H5型交流同期式

モーター最高出力:90kW(123ps)/3500-8000

モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3000

トランスミッション:電気式CVT

サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム

ブレーキ(前/後) :ベンチレーテッドディスク/ディスク

タイヤ(前後): 185/65R15 88S

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.40 ミスタードーナツ 移動販売車 (サスペンション可動/窓開閉・希望小売価格594円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2025年4月の第3土曜日には、それまでの『No.40 消防活動二輪車 クイックアタッカー』に代わって『No.40 ミスタードーナツ 移動販売車』が登場します。また、上でお伝えしているように、それまでの『No.44 日産 NV400 EV救急車』に代わって『No.44 ホンダ フリード』が登場します。なお、『No.44 ホンダ フリード』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

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