シビックのホットモデルのユーザーさん、その本音のところを教えてください!!

ホンダ・シビックタイプR | これがオーナーの本音レビュー ! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート リベイクver.

6代目 FL5型 シビック・タイプR (2022年モデル)
「タイプR(Type R)」といえば、走りに特化したホンダのスポーツモデルに冠されるモデル名。そのタイプRシリーズは初代NSX、インテグラに続いて、シビックにも登場。先日は最新となる6代目モデルが登場したばかり。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。さすがに最新の6代目のオーナーは間に合わなかったので、今回は5代目FK8型以前のモデルのオーナーの声になる。

5代目 FK8型 (2017-2021年)

チャンピオンシップホワイト 2020年モデル

従来の「タイプR」はノーマル車をベースとしたチューンアップ・モデルだったが、5代目FK8型はノーマル車と別個に開発が進められたため、元から「タイプR」として開発されているのが最大の特徴。乱暴に言えば、この代のノーマル車は「タイプR」の実用性を拡大したデチューン・モデルという考え方になる。リヤサスペンションはマルチリンク式に改められ、フロントは『デュアルアクシス・ストラット・サスペンション』と呼称する新型ストラットが採用された。エンジンは先代同様にK20C型だが、最高出力は10PS(7kW)向上。6速MTをローレシオ化し、軽量シングルマス・フライホイールを新採用。また、ホンダ車初となるレブマッチシステムを搭載し、ドライブモードは3モード化された。2020年のマイナーチェンジでは2ピースフローティングディスクブレーキが採用されてバネ下重量が低減され、サスペンションも各部がアップデートされている。

■2018年式 「通勤から遠出、ほぼマルチに使用することができます」

ニックネーム:なかやん 年式グレード:2018年式 性別:男性(50代) 居住地域:山口県

ニックネーム:なかやん 年式グレード:2018年式 性別:男性(50代) 居住地域:山口県

排気量:2000cc トランスミッション:MT
平均燃費:11.4km/ℓ(通勤にも問題なく使用出来ます)
長所:エンジン性能。特に中間加速の良さは最高。コンフォートモードにした際の乗り心地。積載能力が予想以上に凄かった。
短所:タイヤサイズが大きい事。交換する事を考えるとちょっと恐ろしい。タイヤのパンクが気になります。ボディとバンパーの色が若干違うような気がします。

評価
外観:★★★★★ エアロが派手ですが、今では慣れました。これぞタイプRです。
室内:★★★★☆ 内装にもう少しソフトパッド系が使用されていれば良かった。
走行性能:★★★★★ 良く曲がると思います。
燃費性能:★★★★★ 郊外で普通通り60km程度走行し、16.8km/ℓ記録した事もあります。
装備:★★☆☆☆ 純正ナビが小さすぎます。
満足度:★★★★★ 通勤から遠出、ほぼマルチに使用することができます。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「純粋な内燃機関のみを使用した最後となるタイプR。想像以上に出来が良く、期待に応えてくれるクルマだと思います。また誰が運転しても楽しむことができます。ただし高速道路では自制心が必要となりますが」

■2018年式 「大きくなった分、存在感と安定感はあります」

ニックネーム:ドラちゃん 年式グレード:2018年式 性別:男性(50代) 居住地域:福島県

ニックネーム:ドラちゃん 年式グレード:2018年式 性別:男性(50代) 居住地域:福島県

排気量:2000cc トランスミッション:MT
平均燃費:9.5km/ℓ(通勤が7割3割がちょっとしたお出かけ。高速を使って通勤していた時は、15Km/ℓ位)
長所:高速での安定感は、さすが。
短所:ハイオクで、この燃料タンクでは、ちょっと心配。

評価
外観:★★★★☆ いかつい感じが好き。大き目の羽根も好き。
室内:★★★☆☆ ちょっと価格的には、安っぽい感じ。
走行性能:★★★★☆ 常にパワーは、持て余してます。
燃費性能:★★★☆☆ 想定内だったけど、もう少し良ければ。
装備:★★★☆☆ でかナビが主流なのに、貧弱。
満足度:★★★☆☆

 
このクルマの購入を検討している人にひと言
「コンパクトにきびきびとした走りは、苦手かな。大きくなった分、存在感と安定感はあります。Nurembergは、日本にありませんから」

3代目 FD2型 (2007-2010年)

チャンピオンシップホワイト 2007年モデル

2007年にデビューした3代目にあたるFD2型は2代目までとは異なって3ナンバー・サイズに拡大されると同時にセダン型ボディとなった。エンジンは先代同様のK20A型だが、エンジンブロックはCL7型アコードユーロRと同様の肉厚の物が用いられ、吸排気系の見直しや圧縮比の向上がはかられた結果、最高出力は225PS/8,000rpmに達した。また、ボディ剛性も向上がはかられ、シートもホンダオリジナルのRspecシートが採用されている。「走り」に特化したモデルのため、排ガス規制への対応が困難という理由で2010年に生産終了が公表され、同年8月をもって生産を終了となった。また、1台1台手作業で架装され、専用カムシャフトをはじめとするエンジンのリファインや吸排気系の大幅な変更で最高出力240PSに達するスペシャル・モデルの『HONDA CIVIC MIGEN RR』が300台限定で発売されている。

■2010年式 MUGEN RR「本気のタイプRの最後のNA車なので、RRに限らずRも買って損はないと思います」

ニックネーム:ぴーちゃん 年式グレード:2010年式 MUGEN RR 性別:男性(20代) 居住地域:群馬県

ニックネーム:ぴーちゃん 年式グレード:2010年式 MUGEN RR 性別:男性(20代) 居住地域:群馬県

排気量:2000cc トランスミッション:MT
平均燃費:9.0km/ℓ(街中2割、サーキット1割、サーキットまでの移動7割)
長所:どこからでもついてくるNAエンジン。目立つ(目立ちすぎる?)。リセールが良すぎる。
短所:弱すぎるホンダの赤。小回りが利かなすぎる。使うための6速なので100キロでも3000回転。

評価
外観:★★★★☆ ☆-1は塗装品質。
室内:★★★☆☆ Aピラーが邪魔すぎて右コーナーの先が一切見えない。
走行性能:★★★★★ ただしドライ路面に限る(雨の日は乗ってはいけません)。
燃費性能:★★★★☆ 正直気にしてないです。
装備:★☆☆☆☆ 電スロとABSしかないです。
満足度:★★★★★ 評価つけちゃうと不満あるように見えるけど、手放す気はないです。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「本気のタイプRの最後のNA車なので、RRに限らずRも買って損はないと思います。損得抜きにしても、エンジンが踏め! って言ってくる車はもう出ないと思うので、悩んでるなら早く手にしたほうがいいと思います。RRに関しては、年式が年式なので、色褪せしてる個体も多いので、全塗装するつもりでいたほうがいいかもしれません」

■2010年式 「高回転まで綺麗に吹け上がるK20Aエンジンは快感のひと言に尽きる」

ニックネーム:OKC 年式グレード:2010年式 性別:男性(20代) 居住地域:栃木県

ニックネーム:OKC 年式グレード:2010年式 性別:男性(20代) 居住地域:栃木県

排気量:2000cc トランスミッション:MT
平均燃費:8.0km/ℓ(街乗り100%。高速でおとなしく走れば12~14km/ℓはいきます。)
長所:F20Cと比較した際に低速トルクが圧倒的に優位であり街乗りが乗りやすい。高回転まで綺麗に吹け上がるK20Aエンジンは快感のひと言に尽きる。ノーマルでもサーキット走行に充分な脚周り。中途半端な車高調いれるより全然速いです。
短所:クラッチペダルの異音。踏み込んだ際にキコキコうるさいし不快。

評価
外観:★★★★☆ 基本的には不満はないが歩行者保護対応で丸く、膨れ上がったボンネットが微妙。もっとワイドアンドローにしてほしかった。
室内:★★★☆☆ 可もなく不可もなく。個人的には不満もなし。
走行性能:★★★★★ 動力性能はピカ一。人によってはダンパーの硬さが許容できないかも。
燃費性能:★★★★★ これだけぶん回して楽しいNAエンジンにしては優秀だと思う。
装備:★★★★★ むしろついていないことに対する評価点。この類の車種には必要なし。
満足度:★★★★★ このスペックで新車本体価格300万以下は今では不可能な価格。大満足。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「もう今後絶対現れない高回転NAスポーツエンジンを積んだ最後の本物のタイプRです。将来的に価格も上昇していくと思います。後悔する前に一度でいいから乗ってみてください」

■2007年式 「走行性能は素晴らしいですが色々諦める必要があります。一度試乗を」

ニックネーム:D.Honda 年式グレード:2007年式 性別:男性(40代) 居住地域:岐阜県

ニックネーム:D.Honda 年式グレード:2007年式 性別:男性(40代) 居住地域:岐阜県

排気量:1997cc トランスミッション:MT
平均燃費:11.8km/ℓ(地方の郊外の移動がほとんど)
長所:8000回転超までスムーズかつパワフルなエンジン。カチッと決まり変速が楽しくなる6MT。よく見るとキャブフォワードを進めた個性的なデザイン。
短所:サーキット走行しか考えていない硬い脚周り。内装のきしみ音が酷い。

評価
外観:★★★★☆ 最近のクルマと比べてデコレーションが少なくてシンプル。
室内:★★★☆☆ 安っぽいが物入れが多く実用的。
走行性能:★★★★★ 快適性の低さを補って余りある走行性能の高さ。
燃費性能:★★★☆☆ 元気に走ってもリーズナブル。
装備:★★☆☆☆ 古い車なんで…。
満足度:★★★★★ 今では絶対250万では買えない!!


このクルマの購入を検討している人にひと言
「走行性能は素晴らしいですが快適性など色々諦める必要があります。一度試乗したほうが良いでしょう」

初代 EK9型 (1997-2001年)

チャンピオンシップホワイト 1997年モデル

6代目シビックのマイナーチェンジ時に登場した、エンジンやサスペンションにチューニングを施して「走り」に特化させたモデルがシビック・タイプRで、以後、現在までサーキットでの高速走行も可能な高性能モデルとして知られるようになる。エンジンはB16B型にチューニングを施したもので、最高出力185PS/8200rpmを発揮する。また、出力向上だけでなく、車体重量が軽量化されているのもポイント。1999年には「走り」以外の装備も充実させた『タイプR・X』が登場している。

■2000年式 タイプR・X 「カッコいい、速い、載るを兼ね備えていて、楽しいだけでなく、実用性もあり」

ニックネーム:T.Matsumoto 年式グレード:2000年式タイプR・X 性別:男性(30代) 居住地域:東京都

ニックネーム:T.Matsumoto 年式グレード:2000年式タイプR・X 性別:男性(30代) 居住地域:東京都

排気量:1600cc トランスミッション:MT
平均燃費:12.0km/ℓ(基本は通勤車。たまにサーキットを走行)
長所:エンジンが最高です。高回転まで回りVTECで高回転カムに切り替わったときの音は最高です。最後の5ナンバーなこともあり、小さいことが素晴らしい。荷物が載る。実用車がベースなこともあり、大量に荷物が詰めます。
短所:純正部品がなくなりつつある。

評価
外観:★★★★★ リヤテールゲートの角度がサイコーです。
室内:★★★☆☆ 室内はThe大衆車なので微妙です。
走行性能:★★★★☆ 動力性能はピカイチです。コースによっては大排気量車をカモれます。
燃費性能:★★★★☆ スポーツカーとしては、そこそこだと思います。
装備:★★★☆☆ 2000年代なので、電子制御系がほぼついていません。サーキット走行にはうってつけです。
満足度:★★★★★ カッコいい、速い、載るが兼ね備えていて、楽しいだけでなく、実用性もありお勧めです。


このクルマの購入を検討している人にひと言
「バルブ時代に設計され、かなり豪勢な設計がされていますので、経年劣化でやれたりする部分はありますが、とても良いクルマです。特にエンジンは格別で、VTEC好きにはたまらないです。現代のクルマと比べると軽量ですし、そこそこの剛性もあります。社外パーツもたくさん出回っていますし、弄るのにももってこいです。にもかかわらず、人や荷物も載るので、普段使いも快適ですし、サーキットもそのまま行けてしまいます。なにより、カッコイイです!!」

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