12年振りに日本市場へ再上陸した「ヒョンデ」の実力は?【2024インポートカー試乗記●Hyundai KONA.Lounge編】

【ヒョンデ・コナ ラウンジ】日本車のEVにはないサイズ感! クラスを超えた実力を堪能|新車レビュー

1月末から2月頭に実施された輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました! ラインアップの大半が、日本市場にも続々投入されている電気自動車(EV)で、中でも注目の7台を紹介します!

日本市場に登場した世界が認める実力車

約12年ぶりに日本市場へ再上陸した韓国の「ヒョンデ」は、とても興味深いメーカーだ。その生産規模は、いまやトヨタやフォルクスワーゲンに続いて世界第3位。世界で認められたクルマ作りが、日本でどう認められて広まるのかお手並み拝見というわけだ。

同社の日本での戦略は「脱エンジン」。燃料電池車「ネッソ」に加え、「アイオニック5」や試乗した「コナ」はエンジンを搭載しないEV(電気自動車)である。

ジャンルはコンパクトSUVで、サイズはホンダ「ヴェゼル」ほど。日本の道や駐車場でも大きさが気にならない、ちょうどいいサイズが魅力といっていい。そして実はこのクラスのEVって日本車にはなかったりもする。

走りは驚くほどしっかり。加速の味付けも曲がり方も好印象で、さすが「WRC(世界ラリー選手権)で活躍するメーカーは一味違うな」という気にさせてくれる。個性的なスタイルさえ気に入ったら愛車候補として十分にアリだ。

仕様により最大625kmにもなる一充電での最大航続距離も、クラスを超えた実力といえる。

Specification
●サイズ(全長×全幅×全高/mm):4355×1825×1590 ●車両重量(kg):1770 ●乗車定員(名):5●電動機種類(燃料):交流同期電動機(EV) ●一充電走行距離:541km(WLTCモード)●価格:489万5000円 ●カラー:アルティメットレッドメタリック×アビスブラックパール
※全グレードでの価格は399万3000円〜489万5000円。

2024インポートカー試乗記 まとめはこちら

STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年4月号より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

中国からEVの黒船到来! “BYD ATTO3″は、世界基準の作り込みが秀逸【JAIA インポートカー試乗記 Vol.1】新車レビュー

輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました!話題の新型EVをはじめ高価なモデルなど個性溢れる8台を、2022-23日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員である、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がご紹介します。

メルセデスが続々EV車を投入中! 「EQS」「EQE」は、プロポーションが驚くほど先進的だった【JAIA インポートカー試乗記 Vol.7/8】新車レビュー

輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました!話題の新型EVをはじめ高価なモデルなど個性溢れる8台を、2022-23日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員である、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がご紹介します。

“ボルボ・C40リチャージ”は、EVだけど乗り味はスポーツカーのようだった!【JAIA インポートカー試乗記 Vol.3】新車レビュー

輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました!話題の新型EVをはじめ高価なモデルなど個性溢れる8台を、2022-23日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員である、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がご紹介します。

キーワードで検索する

著者プロフィール

stylewagon 近影

stylewagon