遂に出揃ったトヨタ・クラウン4モデル、ボディサイズやパワートレインはそれぞれ異なる!? シリーズそれぞれの違いは一体なに?

【トヨタ・クラウン徹底解剖&比較試乗 #001/4モデルの違いは? 編】
エステート/スポーツ/クロスオーバー/セダンという、4つのバリエーションがラインアップされている現行クラウン。
それは誕生から70年を数える長い歴史においても画期的な試みだが、それぞれどんな違いがあるのだろうか? 
まずは大まかな成り立ちを確認していこう。

プラットフォームの違いで分けると3対1 !?

エステート/スポーツ/クロスオーバーの3車種は、クルマの土台となるプラットフォームを共有している。エンジンを横置きするFFベースの「GA-Kプラットフォーム」を採用し、リアにも駆動モーターを追加して4WDを実現している。

セダンはレクサスLSやMIRAIと兄弟関係

一方で、セダンは従来のクラウンがそうだったように、エンジンを縦置きするFRレイアウトを採用。レクサスのLSや燃料電池車(FCEV)のMIRAIなどと共通する「GA-Lプラットフォーム」を用いている。

ワゴンとSUVを融合させた新デザイン【ESTATE(エステート)】

エステートという車名からステーションワゴンをイメージしがちだが、最低地上高はPHEVが165mm、HEVが175mmと高く、トヨタの公式HPでも「SUV」にジャンル分けされている。とはいえ、全体的に角張ったフォルムや機能性はワゴンそのものだ。

全長4930mm
全幅1880mm
全高1625mm
ホイールベース2850mm
パワートレイン2.5L HEV/2.5L PHEV

4車の中で最もコンパクトなスポーツSUV【SPORT(スポーツ)】

全長が4720mm、ホイールベースが2770mmと、4車種の中では最もコンパクトなモデルがスポーツ。従来の「クラウン」のイメージからはかけ離れているが、一般的なSUVにより近い存在でもあるので、多くのユーザーにとって選択しやすいモデルでもある。

全長4720mm
全幅1880mm
全高1565mm/1570mm
ホイールベース2770mm
パワートレイン2.5L HEV/2.5L PHEV

セダンから派生した異色のSUV【CROSSOVER(クロスオーバー)】

セダンのようにシャープで流麗なフォルムをしながら、大径タイヤの装着でリフトアップを行い、SUVのような雰囲気も獲得。最低地上高は145mmと、高くもなければ低くもない絶妙な設定で、全高は1540mmに抑えられている。

全長4930mm
全幅1840mm
全高1540mm
ホイールベース2850mm
パワートレイン2.5L HEV/ 2.4Lターボ HEV

王道のスタイルと先進の環境性能を両立【SEDAN(セダン)】

4ドアとノッチバック(室内から独立したトランクルーム)を備えた王道のセダンスタイルを守りながら、全長が5030mm、ホイールベースが3000mmという伸びやかなプロポーションを実現。フロントデザインも重厚感が強調されている。

全長5030mm
全幅1890mm
全高1475mm
ホイールベース3000mm
パワートレイン2.5L HEV/FCEV

トヨタ・クラウン徹底解剖&比較試乗 まとめはこちら

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TOYOTA・クラウン購入ガイドより

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