年明け1月から正式に発売がスタートし、すでに約7万台という受注をうけている新型ノア&ヴォクシー。2022年のミニバンシーンは、その人気っぷりから、このクルマを中心に回っていくのは間違いなし。スタワゴ的にも注目度全開で、その動きをガッツリ追っていくぞ! そんな今年の主役のだんだん見えてきた全貌はもちろん、先代との違いの解説、さらにはカスタム予測などをメインとし、ノア&ヴォクシーを取り巻くライバル車達との比較なども徹底解説。いま買えるミニバン情報をギュッとまとめて紹介中だ。2022年復権(!?)を狙うミニバンシーンをじっくりと読み取っていこう。
見た目も大きく変わった新型を街中で試乗してきたが、パワーユニットやボディ剛性、安全装備など、各部のパフォーマンスが格段に向上していたことを実感した前回。今回は、内外装、具体的に進化した部分をチェックしてみたいと思う。
ノアはエアロ仕様と標準仕様含め、全5つのグレード体系
ノアは標準仕様のZ、G、Xとエアロ仕様のS-Z、S-Gの5グレード設定。標準仕様がカラードグリルとメッキモール仕様(写真右)に対しエアログレードはメッキをあしらったグリルと専用エアロを装着。
- ノア S-Z(エアロ仕様)
- ノア Z(標準車)
- ノア Z(標準車)
ヴォクシーはカスタム感の強い、エアログレードのみの設定
ヴォクシーはエアロ仕様のみでS-Z、S-Gの2グレード設定。ノアが「堂々・モダン・上質」と「王道・アグレッシブ」をキーワードにノーブルな佇まいを見せていたのに対して、ヴォクシーは「先鋭・独創」がキーワード。話題性たっぷりの大胆なスタイリングが好評だ。
- ヴォクシー S-Z
- ヴォクシー S-Z
【ホイールはグレードによって、16/17インチ】
- ノアZ、G用/16インチ
- ヴォクシー用/16インチ
- ノアS-Z用/17インチ
ホイールは最上位のエアログレードS-Z(FF)のみ17インチでそれ以外は16インチの設定となっている。
【視線移動がスムーズなインパネまわり! 電源類も充実】
視線移動に配慮されたレイアウトのインストルメントパネル。中央にはディスプレイオーディオが配置される(X除く)。メーターは全車オプティトロンメーターを標準装備。
- ガソリン車用
- ハイブリッド車用
デジタルインナーミラーはカラーヘッドアップディスプレイとセットでS-Z、Zにパッケージオプション。
パワースライドドアのスイッチはルーフのスイッチパネルに集約されている。
収納が充実。ドリンクホルダーだけでも、助手席オープントレイ側、運転席右側、インパネ一体型センターコンソール、キャプテンシート横の折りたたみ式大型サイドテーブル、3列目デッキトリム等々に設定されている。
AC100V・1500WのアクセサリーコンセントはZ系のハイブリッド車に2箇所(センターコンソール背面/デッキサイド左側)に標準装備(G系/Xのハイブリッドにオプション)。充電用USB端子の設定も充実。
【シートは7人乗りと8人乗りで異なる形状に】
7人乗りシートの2列目はキャプテンシートを採用。745㎜の超ロングスライドを実現している。
オットマン(FF車のみ)やシートヒーターはS-Z、Zのパッケージオプション設定。
8人乗りは2列目が6:4分割のチップアップシートでスライド量は705㎜。
【TNGAを採用したプラットフォーム】
TNGAプラットフォーム(GA-C)採用で軽量でバランスの取れた高剛性ボディを実現。足まわりはフロントがストラット、リアがトーションビーム式。ハイブリッド車は1.8Lエンジン+新世代シリーズパラレルの組み合わせ。また初めてE-Fourを設定。ガソリン車は2LエンジンにCVT10速シーケンシャルシフトを組み合わせる。
- REAR
- FRONT
【デッキボード下に収納スペースを用意したラゲッジ】
3列目をどう使うかによってスペースが大きく異なるラゲッジ。ベンチシート車はチップアップして前にスライドするとラゲッジを広く使える。デッキボード下の床下収納スペースも便利だ。3列目シートの真ん中のヘッドレストはラゲッジ横に格納する。
【3列目シートの跳ね上げ方法がかなりスムーズに!】
今回のフルモデルチェンジで目を引くのが使い勝手を考慮した便利機能。特に3列目シート跳ね上げは、片手で持ち上げられるくらい軽い力だけで固定できるのが画期的だ。この他開閉を途中で停止できるフリーストップバックドアやユニバーサルステップ、ハンズフリーデュアルパワースライドドア(X除くパッケージオプション)等が設定されている。
【8インチのディスプレイオーディオを標準装備(Xのぞく)】
コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオ(8インチ)を標準装備(Xはメーカーオプション)。10.5インチのディスプレイオーディオPlus(メーカーオプション)は従来からの車載ナビも搭載。さらにクルマがWi-Fiスポットになる車内Wi-Fiもディスプレイオーディオ装着時にオプションサービス(有料)される。
【スマホでのリモート操作が可能なトヨタセーフティセンス】
最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載。これに加えて駐車や走行を支援するトヨタチームメイトをオプション設定(X除く)。ハイブリッド車ではリモートでの操作も可能。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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