内装は使い勝手がより充実! 新型ノアヴォク(90系)、ベストバイのグレードを徹底追及!

内装デザインや装備を細かく解説!  すでに人気の #トヨタ新型ノアヴォクシーの深層 002

ステアリングホイールはX(ノア)がウレタン巻き、その他のグレードが本革巻き。本革巻きではスポーク部分がシルバーのメタル加飾となる。
内装はパッと見のデザインが変わっていないように見えるが、実はとんでもなく進化している。特筆すべき点は、シート。2列目には超ロングスライド機能を備えるほか、3列目はワンタッチで跳ね上げるだけで、固定しなくてもOKになった。

内装デザインや装備を細かくチェック

外装デザインやグレード構成を突き詰めたが、やっぱりきになるのは内装。ここでは、インパネのデザインや装備に加え、居住性やラゲッジなど、細かくチェックしてみたぞ。

ステアリングホイールはX(ノア)がウレタン巻き、その他のグレードが本革巻き。本革巻きではスポーク部分がシルバーのメタル加飾となる。

インパネまわり

TNGAプラットフォームによるパッケージングの最適化は、室内空間の確保だけでなく、ドライバーを含めた乗員の着座位置の適正化にもつながる。ドライバーの着座位置からペダル配置、ステアリングやシフトレバーの配置などが、それぞれ最適になるようレイアウトされているのだ。ダッシュボードは水平基調で、アッパー部とロア部の2段トレー形状とすることで、前方視界特性を向上させながら、くつろぎの感じられる空間を作り出している。トレー先端が低く、さらにダブルAピラーとすることでピラー周囲の死角を低減させ、高い視認性を実現した。ピラー内装をブラックとすることで、ピラーが細く見える効果もあるのは絶妙だ。2段トレーの中央部にディスプレイオーディオを配置し、コンソール上段にエアコン操作部、シフトまわりに機能スイッチを配置するなど、エリア分けが明確に行われているのも特徴となる。エアコンルーバーは中央部を薄型に、左右サイド部をタテ型とすることで、ダッシュボード全体をすっきりとしたイメージに作り上げている。シンプルながらプレミアム性も感じられるインテリアと言えるだろう。

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内装装備

ノアはS- Z 、S- G 、Z 、G 、X の5グレード構成で、ヴォクシーはS -Z 、S -G の2グレード構成となるが、インテリアの基本的な装備については大きな違いはない。ノアのX(標準ボディ)ではステアリングホイールがウレタンになるなどするものの、その他のグレードおよびヴォクシーの全グレードには、メタル加飾など高級素材が使われている。ただ、Z 系グレード(S-Z 、Z )にしか搭載されない装備もあるので、グレード選びの際は価格とともに装備内容を確認しておきたい。

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オプティトロンメーターは、全車標準装備。ガソリン車用はホワイト照明、ハイブリッド車用はブルー照明で、中央のディスプレイはZ系グレードで7インチ、それ以外は4.2インチとなる。

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車載通信機(DCM)は全車に標準搭載となるので、ヘルプネットにも対応している。後方視界を液晶表示するデジタルインナーミラーはZ系のみにオプションで用意される。

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変速機構はガソリン車が10速シーケンシャルシフトマチック、ハイブリッド車にはオプションでエレクトロシフトマチックが用意される。ハイブリッド車はEVモードを備える。

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ステアリングホイールはX(ノア)がウレタン巻き、その他のグレードが本革巻き。本革巻きではスポーク部分がシルバーのメタル加飾となる。

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X(ノア)を除き、前席中央にはフタ付きコンソールボックスが備わる。ハイブリッド車のZ系グレードではインパネ一体型となる。Xにはハイブリッド車にフロアトレーが装備される。

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2列目から3列目用のリアオートエアコンはZ系に標準装備され、それ以外のグレードではオプションとなる。全車、3列目にも送風ダクトが設けられている。

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コンソールボックス後方のAC100V電源。ハイブリッドのS-Z、Z(ノア)に標準装備で、その他ハイブリッドでオプション。

シート

ノア&ヴォクシーは、全車で3列シート仕様となる。2列目が2名掛け(キャプテンシート)では7人乗り、3名掛け(6対4分割ベンチシート)では8人乗りだ。長いホイールベースとフラットフロア化によって2列目・3列目のスペースが確保されているので、頭上・足もとともに広く感じられる。2列目が2人がけの場合、センター部分に通路ができ、ウォークスルーが可能になる。また、3列目への乗降性向上のため、オプションで2列目に2人がけベンチシートを配置もできる。なお、ノア&ヴォクシーどちらも、Z 系グレード(S-Z 、Z )と、およびグレードに関わらずハイブリッド車の4WD 仕様は、すべて7人乗りのみとなる。

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シート表皮はZ系グレードでは合成皮革+ファブリックで快適温熱シートとなる。G系では上級ファブリックとなり、X(ノア)はファブリックだ。

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2列目キャプテンシートは両側アームレスト仕様となる。Z系のパッケージオプション装着車では、話題の折り畳み式のオットマンが装備される(FFのみ)。

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2列目の3名掛けはベンチシートとなる。前方にスライドさせて跳ね上げることができるチップアップ式なので、荷物が多いときなどに便利だ。

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3列目シートはシートクッションの構造を変更することで、座り心地を向上させている。2列目よりアイポイントが高く、前方を広く見渡すことができる。

シートアレンジ

2列目シートのロングスライド機構が先代のノア&ヴォクシーでは好評だったが、新型ではさらに使い勝手が向上している。リクライニング機構のメカニズムをシートに内蔵することによりシート幅を抑え、さらに3列目シートのチップアップ時の張り出しを小さくしている。これにより、従来はシートを中心に寄せて(横スライド)から縦にスライドさせていたものをワンアクションで調整できるようになった。キャプテンシートでは745㎜、ベンチシートでも705㎜という「ストレート超ロングスライド」を実現。アレンジのバリエーションが拡大した。

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3列目を収納(左右跳ね上げ式)することで、2列目のストレート超ロングスライドが可能になっている。今回の目玉のひとつだ。

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2列目のベンチシートをチップアップさせて、3列目を前方にスライドさせればラゲッジルームの拡張もできる。

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3ナンバーサイズのボディとなった恩恵として、パッケージングの最適化によって室内幅・室内高が大きくなっている。

ラゲッジ

車体設計の際に、燃料タンクやバッテリー(ハイブリッド車)、リアモーター(E -Four 車)のレイアウトを根本から見直すことで、広くフラットなフロアを確保。3列シート車では定員乗車時のラゲッジ容量が小さくなりがちだが、新型ノア&ヴォクシーでは、床下にスーパーラゲッジボックスを配置することなどにより、大容量のラゲッジスペースを実現している。

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3列目使用時でもラゲッジの奥行きはある程度確保されている。トランクケースなどの積載は可能だ。

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ハイブリッドでもフロアボードの下に大容量の収納スペース(容量:104ℓ)を確保する。
3列目シートは左右に跳ね上げることができ、ラゲッジスペースを拡張できる。跳ね上げ操作も片手で行えるワンタッチ式で固定は不要。

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