ボディに足、ホイールというけれど、そもそもどんな視点でイジり、どんな選択肢があるのかもワカラナイ!! という、右も左もチンプンカンプンなカスタムビギナーに贈る、攻略指南書を伝授!! 要点をざっくり紹介するゾ。第3回はサスペンション編。
ローダウンとリフトアップ、どっちを楽しむ?
TOYOTA・RAV4、はじめてのカスタムガイドまとめはこちら
RAV4はミニバンやセダンなどとは違い、カスタムの定番である「ローダウン」はもちろん、真逆となる「リフトアップ」もイケる絶好のベース車だ。足まわりを構成するスプリングやダンパーの単純交換で車高を変更可能と、一般的なクルマと同じ手法で楽しめる。
昨今のオフスタイルブームもあり、人気はリフトアップだが、純正でそれなりに車高が高いため、あえての純正キープという場合も。オススメは少しだけリフトする“ちょいアゲ”仕様。スプリング交換なら工賃込みで10万円前後で狙え、バランスを考えアゲ系車高調を使う手もある。コストは張るが、調整自由自在であるエアサスを狙ってもいい。さらに上級向けとして、専用器具を駆使してボディを強制的にあげる本格四駆車並のリフトアップも楽しむことも可能と、選択肢は複数ある。
純正車高のままでもカスタムは楽しめる
ボディキットやタイヤ・ホイールの組み合わせにもよるものの、オフ系であれば、車高は純正のままでも問題なし。ただし純正車高を基準にマッチングを1度確定させたあとで車高を変更すると、変更後の車高によっては見た目のマッチングが変わり、結果的に出費が増えるケースもありえる。まずはショップと相談だ。
まずは純正サスペンションを知ろう!
FRONT・ストラット
REAR・ダブルウィッシュボーン
前後左右の足が独立して動くRAV4は、乗り心地の良さだけでなく、微妙なタイヤ・ホイールセッティングにも有利だ。車高変更は、スプリングとダンパーの交換が主流。もっとも初歩的といえる、前者だけの交換でも車高は変わる。
どうやってアゲる!? サゲる!?
スプリング
車高調
アゲ・サゲともに、車高をイジる際の選択肢としては(変化量・調整幅はメーカーで異なるが)「スプリング」「車高調」「エアサス」が王道。アゲのみだが「スペーサー」という手段もある。まずは手軽に車高を変えてみるなら「スプリング」「スペーサー」を、装着後も車高を調整したいなどの希望があるなら「車高調」「エアサス」をと、目的&予算で選択肢が変わる。
入門LIFT-UP! 1インチアップ
イチオシは、スプリングだけで車高をアゲるリフトアップ。写真は1インチ(2.54㎝)高めた、いわゆるちょいアゲだ。逆パターンの、ちょい下げのローダウンスプリングもある。コスト的にも一番安く済む。
入門LIFT-UP! 2インチアップ
写真は、スプリングの1インチだけでなく、4インチのボディリフトキットを併用した驚異の5インチ(13㎝)アップ。ここまでアゲるとスプリングの存在がかなり目立つため、カラーにもこだわって選びたい。
LOWDOWN&LIFT-UP! エアサス
ローダウンからリフトアップまでを、スイッチひとつで操れるエアサスを狙うのもあり。ウン十万円とかなり高額だが、実用性はピカイチ。リモコン操作できるモノもあり。目安価格は60万~70万円くらい。
サスペンション選びには型式確認が重要!
サスイジリの際に必ず注視しなくてはならないのが「型式」。愛車がガソリン、ハイブリッド、そして2WD、4WDのどれに該当するかをつねに頭に入れておく必要がある。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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