「SP541」は、センター部とショルダー部の接地形状バランスを整えることで様々な走行条件下での接地圧が均等になり、耐偏摩耗性能が大幅に向上※1されている。さらに新開発の「クランクサイプ」を採用した独自のパターンと「S.A.微粒子カーボンⅣ」を使用することでブロック剛性を高め、従来品「SP521」比1.2倍以上のロングライフを実現している。また、使い切る直前までサイプ※2が残るように深溝化することで、そのエッジ成分によってウエット性能が長く持続※1する。舗装路をメインに様々な路面を走行するダンプ車両において、耐偏摩耗性能・ライフ性能・ウエット持続性能を向上することで、使い切り感を重視したタイヤに仕上げられた。
※1 従来品DUNLOP「SP521」との比較
※2 タイヤのトレッド部に刻まれる細かい溝
DUNLOP「SP541」の特長
■接地形状バランスを調整し耐偏摩耗性能が向上
均一に摩耗させるために接地形状がフラット化され、センター部とショルダー部のバランスを整えることで、直進時・旋回時の接地圧が均一化されている。さらに、センター溝深さとショルダー溝深さの差を小さくすることでセンター摩耗を抑え、耐偏摩耗性能が大幅に向上された。
■新開発パターンと進化したカーボンでライフ性能が1.2倍以上向上
■サイプを深くしウエット性能が持続する
新開発の「クランクサイプ」は、緩やかなクランク形状と適切なサイプ間距離によって、隣り合うブロック同士が支え合うことで、ブロックの高剛性化とウエット性能に寄与するサイプの深溝化との両立が実現された。さらに、カーボンとポリマーの吸着点を増やした「S.A.微粒子カーボンⅣ」が採用されたことにより、カーボンとポリマーの結合力が強化され、ライフ性能が従来品「SP521」比で1.2倍以上向上している。
従来品「SP521」では、摩耗後期に一部のサイプが消失していたが、深溝化することで主溝がなくなる直前までサイプが残ることで、より多くの水を掻き出すエッジ成分が維持され、ウエット性能が持続する。また、パターンイメージの変化が小さいことから、ユーザーが最後まで安心して使用できるメリットも持ち合わせている。