コマツ、米国の建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2023」に出展

ミニショベル向け蓄電機能付き充電器(中央奥)と3トンクラスの電動ミニショベル(右)のイメージ
コマツは、3月14日から18日までの5日間、米国のラスベガスで開催される国際的な建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2023」に出展することを発表した。今回の「CONEXPO-CON/AGG 2023」では、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現の実現を加速させるための、最新の自動化技術やソリューション、カーボンニュートラル実現に貢献する電動化技術が紹介される。また電動化建設機械の普及を目指して、電源がない環境での充電ソリューションのコンセプトが初めて出展される。

電動化技術の展示としては、昨年10月の「bauma 2022」に出展したリチウムイオンバッテリーシステムを搭載した20トンクラスの電動ショベルと3トンクラスの電動ミニショベル、フル電動ホイールローダーのコンセプトマシン、日本で導入した電動マイクロショベルPC01E-1などの実機が参考展示される。また、電動化建設機械の普及を目指して、電源がない環境でも充電が可能な充電ソリューションのコンセプトとして、顧客の要望や様々な機種に対応するための各種蓄電機能付き充電器が初出展される。

ミニショベル向けの蓄電機能付き充電器は、輸送性に優れたコンパクトな設計で、ミニショベルの充電だけでなく他の電動機材への電力供給も可能な充電ソリューションである。また、坑内掘り鉱山機械向けに充電ニーズに合わせた電圧調整が可能でユニバーサル充電プラグを装備した充電器や、米国プロテラ社との協業による、電気の供給が困難な稼働現場などでの使用を想定した可動式充電のコンセプトも展示されている。

また、自動化技術は、最新技術「intelligent MACHINE CONTROL2.0」を搭載したICTブルドーザーD39PXi-24、D51PXi-24、D71PXi-24、ICT油圧ショベルPC360LCi-11に加え、既存の従来型建機に、3D-マシンガイダンス機能やペイロード機能などのICT機能を提供する後付けキット「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を装着した実機などの展示が予定されている。また、新たな顧客価値の創造を目指すソリューション「スマートコンストラクション」や採石現場の最適化に特化した「スマートクアリー(※北米市場のみで展開)」が紹介される。

リチウムイオンバッテリーシステムを搭載した20トンクラスの電動ショベル(米国アリゾナ州)

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