
会見には、東京大学から藤井総長、加藤研究科長、同センター長に就任する高橋教授の3名、いすゞから会長CEO 片山正則、取締役 専務執行役員 商品技術戦略部門EVP 藤森俊の2名が登壇した。報道機関・ジャーナリストからの注目度も高く、新聞・テレビ・雑誌などを中心に約30名が来場した。
新たに開設されるトランスポートイノベーション研究センターは今春より本格始動。産学共同で「運ぶ」のイノベーションを加速物流・交通分野の研究・教育に特化した恒久組織として、本郷キャンパス内に2月1日に開設される。専任教授を3名採用し、それぞれに研究室を置く予定で、各研究室には10名程度の学部生・院生が所属することが想定されている。また、いすゞからは毎年3名の技術者・研究者を派遣することを計画している。東京大学はエンダウメント型研究組織の制度を活用して、いすゞからの寄付金10億円を基金として運用し、そこで得られた運用益などをもとに同センターを運営する。

いすゞは、東京大学の高度な「知」を活用し、産学が手を携えて物流・交通分野の課題に取り組むことは、いすゞグループがPURPOSE(使命)に掲げる「地球の『運ぶ』を創造する」の実現をさらに加速させることにつながると確信している。いすゞと東京大学は、学術の発展と人財の育成を通じて、社会に貢献する。