「GRヤリス&GRカローラECUチューニング最前線!」スマホでブースト圧の調整も可能!?

様々な障壁を乗り越え、ECUチューニングが可能に!

G16Eのポテンシャルを引き出す最先端アプローチ

デビューした当初は強固なプロテクトに阻まれ、ECUチューンが難しかったGRヤリス&GRカローラだが、現在は書き換えが可能となりカスタムの幅が飛躍的に広がった。ここではG16Eチューニングを積極的に行っている“スクリーン”の千葉代表にGRヤリス&GRカローラのECUチューニングについて聞いてみた。

「デビューからしばらくは純正ECUの書き換えができなくてサブコンを使って軽くブースト圧を調整するか、その先はフルコンを使うかの2択みたいな状況がありましたが、今ではECU-TEKのツールを使ったチューニングが可能になりました。しかし、データの読み書きができることと、優れたセッティングが施せることとは全くの別問題。ウチではかなり時間をかけて解析を進めたこともあって、どこの値をどれくらい変化させるとパワーやトルクがどう変化するなどのノウハウには自信があります」とは千葉代表。

ちなみに、G16EエンジンはメインECUによる制御が細かな部分にまで及んでいて、ブースト圧すらもECUのみで細かくセッティング可能。千葉代表によると、その精度と安定性は非常に高く、後付けのブーストコントローラーの必要性は全く感じないそうだ。

現状のセッティングでは、ライトチューンながら341.94ps&50.96kgm(純正時の計測結果:287.37ps&38.93kgm)を記録。今後キャタライザーやエアクリーナーを変更すれば、パワーは350psオーバーも十分に射程圏内だという。

以前はECU本体へ直接配線を繋がなければ書き換えできなかったが、現在はOBDⅡポートからスマートに通信が可能だ。

ECU-TEKのツールを使って書き換えを行った車両なら、OBDIIポートに差し込む専用の通信アダプターと「ECUコネクト」というアプリを使わない手はない。これを利用することによって、スマホ画面に各種データの表示はもちろん、ブースト圧の調整もできるようになる。価格は5万円で、ECUコネクト本体をOBDカプラーに差し込むだけで使用可能だ。

スクリーンが手掛けるGRヤリス&GRカローラの書き換えメニューは、ダイノパックを使用した現車セッティングが20万円。初回のみライセンス料として別途5万円が必要となる。セッティング機能の豊富さや拡張性を考えれば、コストパフォーマンスは相当に高いと言えるだろう。

なお、現状ではGRヤリス&GRカローラともにマイナーチェンジ前モデルのみの対応となるが、ECU-TEKでは現在マイナーチェンジ後モデル用の書き換えツールも開発中。スクリーンでは、GRカローラの後期モデル(GR-DAT)をオーダー済みで、書き換えツールが登場したらすぐに解析とセッティングに取り掛かるというから楽しみだ。

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●取材協力:スクリーン 宮城県富谷市成田9-1-17 TEL:022-348-3761

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