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日産 日産 アリア 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/03/23

日産 アリアの新型モデル情報を紹介します。日産 アリアの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。日産 アリア新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

日産 アリア新型モデルの概要

日産 アリアは、2020年7月に発表となった日産初のクロスオーバーEV。前年の第46回東京モーターショーでお披露目となった「ニッサン アリア コンセプト」が市販化され、動力面では、バッテリーEVならではの力強い加速、滑らかな走り、優れた静粛性が魅力。加えて、洗練されたモダンさが際立つ内外観や、日産の誇る運転支援システム「プロパイロット2.0」など先進的な仕様・装備にも注目したいモデルだ。

2021年6月に日本専用特別限定車のリミテッドが発表され、予約を開始。B6(66kWh)とB9(91kWh)の2タイプのバッテリーを搭載し、それぞれに2WDと4WDを設定した計4タイプの車種構成を用意した。カタログモデルは、2021年11月にまずはスタンダードなB6・2WDがリリース。B9や4WDモデルも発売を予定している。

日産 アリアの外観・内装デザイン

電気自動車リーフなどで培ってきた技術を用いて誕生した日産 アリア。同社のラインアップのなかで上級クラスを担うクロスオーバーモデルで、ラグジュアリーな雰囲気を携える外観と内装デザインにも注目が集まっている。

外観:和の要素を取り込んだ個性的なマスク

EV専用プラットフォームによる短いオーバーハングや、低く滑らかなルーフラインなど独創的なプロポーションが特徴。なかでも個性的と言えるのが、日本の伝統美に通じるデザインモチーフを採用した点だ。ガソリン車で言うところのフロントグリルを日産ではシールドと呼ぶが、スモークがかったパネルによるこのシールド部分には日本の伝統的幾何学模様である組子パターンのデザインを採用した。

シールドの中心にはLED採用のブランドロゴを配置し、ヘッドライトは4つのLEDで構成。日産のデザインシグネチャーであるVモーションはホワイトのライティングで、ウインカー点灯時にはシーケンシャルウインカーとして機能する。テールランプもLEDで、こちらもシーケンシャルウインカーを組み合わせる。

ボディカラーでは、カッパー(銅)とブラックのツートーンカラーに「暁(あかつき)」という名称を用いていて、ここにも和の味わいからインスパイアされた個性が感じられる。

内装:行燈デザインを用いた上質空間

ラウンジのような心地よさを追求した上質感あふれるインテリアが魅力。インストルメントパネルからドアパネルにかけて一体感のあるすっきりとしたデザインで、各スイッチ類はハプティック(触覚)操作ボタンが採用された。スリムな造形のゼログラビティシートは、スポーティなデザインながら乗り心地を追求。騒音の少ないEVだが、遮音材をふんだんに使用して、高い静粛性を実現したのも特徴だ。

また、インテリアでも日本ならではの伝統美に通じるデザイン手法を取り入れ、フロントマスク同様、インパネセンター下部とドアパネルにも組子のデザインモチーフを採用。この組子パターンの行燈(あんどん)照明からは柔らかに光がこぼれ、その陰影がラウンジで寛いでいるかのような安らぎを演出してくれる。

日産 アリアのサイズ・室内スペース

同社SUVラインアップのフラッグシップ的なポジショニングを担う日産 アリア。上級モデルとして存在感を示すボディはどれほどのサイズなのか取り回しの面は気になる部分だ。室内スペースの心地よさや収納の充実についてもここで見ていこう。

ボディサイズ:アッパークラスながら全長の短さが特徴

アリアのボディサイズは、全長4595㎜×全幅1850㎜×全高1655㎜(B6・2WD)。全幅は上級モデルらしい数値である一方、全長は比較的短い設定になっている。弟分に当たるエクストレイルと比べてみると全幅は10mm幅広く、全長は逆に65mm短く、全高も65mm低いプロポーションで、ボディサイズによる取り回しの負担は少なそうだ。最小回転半径も5.4mのリーズナブルな数値に収めている。

室内スペース:セダンよりも広いキャビンが生まれた

新開発のEV専用プラットフォームの採用で、フラットで広々したフロアを実現。従来室内に配置される空調ユニットをモータールームに配置した点もパッケージ面でプラスに働き、キャビンの空間はスペースにあふれる。

室内寸法は長さ2075㎜×全幅1540㎜×全高1210㎜で、スカイラインより75mm長く、60mm幅広く、30mm高さに余裕のある広さ。優れた居住性を実現し、大人4名の長距離ドライブでもゆとりある快適性を存分に実感できる。

収納スペース:電動センターコンソールボックス採用

アリアの荷室長は通常時973mmで、6対4分割倒式のリアシートバックを倒すと1901mmまで拡大。幅(1387mm)、高さ(682mm)ともに十分で、この実用的な荷室スペースには9.5インチのゴルフバッグ3セットを積み込める。両手が荷物でふさがっていても、バックドア下のキック操作で自動開閉するリモコンオートバックドアも採用する。

フロントシートの電動センターコンソールボックスは、ドライバーのポジションに合わせて前後に最大150mm移動可能。高級感あふれる仕様に仕立てられ、装備面ではUSB電源ソケットやワイヤレス充電器を設置する。また、このコンソールボックスには、電制シフトやドライブモードのセレクターを配置するのも興味深い。

日産 アリアの性能・燃費・装備

2タイプのバッテリーを設定し、駆動方式に2WDと4WDをラインアップする日産 アリア。パワフルなモーターによる力強い加速など、ガソリンモデルをもしのぐ性能や、一充電走行距離など燃費の面のパフォーマンスに注目が集まる。ドライブをサポートする先進の装備・機能についてもここでチェックしていこう。

走行性能:eペダルがイージードライブを実現

総電力量65kWhのバッテリーを搭載するB6モデル。2WD仕様は、最高出力218ps(160kW)/5950〜13000rpm、最大トルク30.6kg・m(300Nm)/0〜4392rpmを発揮する。アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで減速のコントロールも可能にしたeペダルの搭載も注目したいポイントだ。

重量物であるバッテリーを車体中央に配置。低重心を実現するとともに前後の重量配分バランスも追求したことがフットワークのよい走りをもたらしている。組み合わされるサスペンションも高い剛性を持ち、操縦安定性能の向上と快適な乗り心地に寄与。4輪のブレーキを個別制御することで、ステアリング操作に忠実で心地よいハンドリングを実現した。

4WD仕様には、電動4輪制御技術のe-4ORCEを採用(4WD仕様は今後の発売予定)。前後に合計2基の電気モーターを搭載し、それぞれのトルクを個別にコントロールする。

安全性能:先進の運転支援システムを採用

標識検知機能(進入禁止・一時停止・最高速度標識検知)、インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)など全方位で安全性を追求。先進運転支援システム「プロパイロット2.0」も採用する(2021年11月に発表のB6・2WDモデルにはオプション設定)。

プロパイロット2.0は、7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーに加えて、ナビゲーションシステムや3D高精度地図データを駆使することで、同一車線内でハンズオフ走行を可能にしたシステムだ。

メーターディスプレイやヘッドアップディスプレイにはプロパイロット2.0の作動状況がリアルタイムに表示され、運転支援の状態が直感的に把握できる。加えて、インテリアの「アドバンスド アンビエント ライティング」も、プロパイロット2.0に連動。通常はホワイト、ハンズオン時にはグリーン、そしてハンズオフの時にはブルーに色が変化する。

燃費性能:B6は一充電あたり470kmを実現

65kWhバッテリーを搭載のB6・2WDモデルは交流電力量消費率166Wh/km、一充電走行距離470kmを実現(どちらもWLTCモード)。90kWhバッテリーモデルならさらに優れた性能を発揮する(B9・2WDの航続距離は最大610km、2020年7月の発表時点の社内測定値)。

PTCヒーター付き水冷式の温度制御装置を搭載し、気温に左右されにくく、つねに安定したバッテリー性能を発揮する点も見逃せない。リチウムイオンバッテリーの充電性能の低下を抑えるうえ、バッテリーの寿命を長持ちさせることも追求した。

また、大容量バッテリーは、V2H機器を組み合わせることで、停電などのもしものときに、家庭の電力をまかなうことができる。満充電されていれば、一般家庭数日分の電力供給が可能で、停電時にエアコンや冷蔵庫、TV、照明などが使えるから、災害への備えになる。

装備・機能:先進のコネクテッド機能を搭載

コネクテッド機能の充実も、日産アリアで注目したいポイントだ。スマホや家電と連携してさまざまなサービスを提供する。スマホで出発前に作成したドライブプランを、クルマのナビにあらかじめ送信できる「ドアtoドア ナビ」を採用。また、「乗る前エアコン」を使えば、夏の昼中や冬の朝も、快適な温度になったアリアに乗り込むことができる。スマホとの連携で、これらを出発前にリビングでくつろぎながらできるのは、うれしいポイントだ。

Apple CarPlayと、Android Autoに対応するから、ドライブ中はお気に入りの音楽を存分に楽しめる。また、「ハロー ニッサン」と呼びかければ、ナビやエアコンの操作、目的地の再検索などにも対応してくれる。帰り道では、自宅のスマート家電の操作などができるAmazon Alexaの機能が便利。夕食のデリバリー注文や、照明器具の点灯なども行える。

日産 アリアおすすめポイント要約

日産初のクロスオーバーEV、アリアは、プロパイロット2.0や先進のコネクテッド機能などさまざまな魅力を持つ注目モデル。駐車に必要な操作を支援するプロパイロットパーキングや、eペダル、一充電あたりの航続距離などEVドライブトレインの完成度は、日産がリーフなどで培ったノウハウや技術が最大限に生きている。

また性能面のほか注目したいのがデザインで、オリジナリティにあふれるルックスは、街中で見かけてひと目でアリアだとわかる個性を作り上げた。インテリアも魅力的で、インパネまわりに施した木目調パネルは上質な仕上がり。組子デザインの行燈照明など他車にはない仕様も施されている。

高速道路のサービスエリアや、コンビニエンスストア、道の駅などのほか、日産ディーラーでの立ち寄り充電が可能なのも心強い。さまざまな面で魅力を磨き上げたアリアは、上質なEVを国産モデルで手にしたい人に注目してほしいSUVだ。

日産アリア 2024年6月発売モデル

ニスモ B6 e−4ORCE

価格 843万円
排気量 0cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

ニスモ B9 e−4ORCE

価格 944万円
排気量 0cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 - ps(- kW)/-rpm
最大トルク kg・m(- Nm)/-rpm
乗員 5名
燃費 -

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