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新品種「Z600」をメキシコ工場で18年末生産開始 東レ、レギュラートウ炭素繊維新品種の生産設備の新設  自動車構造部材に展開

  • 2017/11/06
  • Motor Fan illustrated編集部
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東レ株式会社は、高成長が続く炭素繊維の需要に対応するため、コストと性能のバランスに優れるレギュラートウ炭素繊維の新品種を開発し、量産化に向けた焼成設備を米国の子会社Zoltek Companies, Inc.(ゾルテック、本社:米国ミズーリ州セントルイス)のメキシコ工場内に新設することを決定したと発表した。生産開始は2018年末を予定している。

炭素繊維世界市場全体においては、さまざまな分野での活用によって今後も年率10%以上での伸長を見込んでおり、需要拡大にともないニーズも多様化している。東レグループはこれまで、航空・宇宙用途を中心とした超高性能炭素繊維から、自動車向けをはじめとした産業用途で採用が進む高強度・標準弾性率炭素繊維まで、幅広い製品をラインアップし、旺盛な需要に対応してきた。今後ニーズの多様化はさらに進み、また電気自動車や燃料電池車への炭素繊維本格採用にともない、産業用途需要全体は飛躍的に拡大する見通しだ。

東レでは、この需要増加に対応するべくコストパフォーマンスに優れるレギュラートウ新品種の開発を進めてきた。

ラージトウとは、フィラメント数が40K(40,000本)以上の炭素繊維で、衣料用アクリルトウ設備転用により製造され、比較的安価な製品として風力発電機翼、樹脂コンパウンド強化剤等に使用される。
一方のレギュラートウは、フィラメント数が24K(24,000本)までの炭素繊維で、専用設計されたプロセスにより製造され、航空機等、高性能・高品位分野で使用される。

今回開発した新品種「Z600」は、現在Zoltekで生産しているラージトウと、圧力容器用途等で実績のあるレギュラートウの中間の物性を持つ。今後、需要をけん引する自動車構造部材などを中心とした産業用途に展開していく。

東レグループでは、今回新たにラインアップした品種に留まらず、今後も次世代高性能炭素繊維を新たに開発し一層拡大する炭素繊維需要に幅広く対応していく。

東レは、中期経営課題“プロジェクトAP-G2019”において、炭素繊維複合材料事業の重要課題として「成長分野での事業拡大、新製品開発による新規需要の創出」を掲げている。今後も幅広い製品ラインアップを揃える総合力と、川上から川下に至る垂直統合型ビジネスのグローバル展開により、炭素繊維複合材料事業のさらなる拡大を目指す。

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