開発のポイント
豊田合成独自の「大型製品向けの金型技術」※2と両社協業による「塗料の材料設計技術」を活用
- 国内で初めて、大型外装部品の量産へ適用可能に
- また、塗装面の高い平滑性により、ガラス面と一体感のあるシームレスな外観(つなぎ目が目立ちにくい)を実現
⇒ 高級感の演出や新たな造形デザインが可能となる
その他のメリット
- ウレタン塗料の採用により耐久性を向上(洗車時などの擦り傷が目立たなくなる)
- 塗装ブース、乾燥炉が不要となることで、生産時のCO2を削減(▲約6割)
今後の展望
- 2026年春頃、本技術を用いた大型外装部品を市場投入予定
- 豊田合成の国内外の生産拠点に展開予定(競争力のある新たな加飾技術の柱)
⇒ 今後も両社協業により本技術を幅広い製品に活用し、魅力的な外観の車づくりに貢献するとともに、さらなるCO2削減の実現を目指す

【注釈】
- 2025年9月末時点、豊田合成・関西ペイント調べ。なお、豊田合成でのインモールドコートの活用は今回が初となる。
- 大型で複雑な形状のフロントグリルなどの生産を支える金型の設計・設備制御技術。

