フェアレディZニスモの6MTはどうなる?

日産フェアレディZが一部改良を受け、2027年モデルとして2026年夏頃の発売が予定されている。「東京オートサロン2026」では、「NISMO(ニスモ)」に待望のMT仕様が追加される。「東京オートサロン2026」で公開されたフェアレディZニスモは、参考出品ではあるが、マイナーチェンジモデル(2027年モデル)であり、ニスモ初のMT(6速MT)として黒山の人だかりが話題となった。

フェアレディZニスモ(6MT仕様)の参考出品車両

通称Gノーズにより空力性能が向上

まず、フェアレディZのマイナーチェンジでは、ロングノーズ(通称Gノーズ)が採用された顔つきが目を惹く。デザインだけでなく、フロントリフト(フロントが浮き上がる揚力)を約3.3%低減させている。ドラッグ(抵抗)も1%抑えている。

Gノーズにより空力性能を向上

また、フロントのエンブレムが、「NISSAN」から伝統の「Z」に変わり、フェアレディZのファンの心をくすぐるディテールが与えられている。

ニスモ仕様(参考出品)のエクステリアは、専用フロントバンパー&グリル、専用リヤバンパー、専用サイドシルプロテクター、専用リヤスポイラー、専用リヤLEDフォグランプが用意されていた。

フェアレディZニスモ(参考出品)のリヤビュー

インテリアには、ニスモ専用チューニングRECARO製スポーツシート(スライド&リクライニング)、専用本革・アルカンターラ巻ステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)、専用車速感応式パワーステアリング、専用アドバンスドドライブアシストディスプレイ(12.3インチカラーディスプレイ)、専用プッシュエンジンスターターを装備。そのほか、専用ローンチコントロール、専用ドライブモードセレクターなどを用意。

ニスモ専用シフトノブとばね下重量の低減に注目

レイズ製19インチアルミホイールを装着

ニスモ仕様の6MTは、より手になじむ専用シフトノブが備わり、アクセル操作にダイレクトに反応する専用チューニングなどが施されているという。レスポンス向上とともに、高回転域の伸び、パンチ力も抱かせる制御も盛り込まれているそうだ。なお、3.0L V6ツインターボエンジン、最高出力420PS/最大トルク520Nmのスペック自体は、9速ATと変わっていない。

ニスモ仕様のインテリア

6MT仕様のトピックスは、ばね下重量の低減にある。フロントのブレーキローターが1ピースから2ピースのドリルドローターに変更されたことで、耐フェード性が向上。なお、ブレーキキャリパーのカラーも濃いめのレッドから明るめのレッドに変更されている。

片輪約4.5kg(前輪両側で約9.0kg)のばね下重量の軽減が盛り込まれ、ステアリングを握った関係者によると、明らかにノーズの入りがスムーズになり、軽量化の恩恵を抱かせるという。

さらに、基準車も含めて、ショックアブソーバーのピストン径も40mmから45mmに拡大。乗り心地やホールド性の向上も実感できるそうだ。

ニスモ専用レカロシートを装着

なお、今回のマイナーチェンジでボディカラーに「ウンリュウグリーン」が加わり、そのインテリアカラーによりマッチする「タン」が加わっている。

価格は明らかにされていないが、約930万円の現行に対し、2027年モデルは950万円超の可能性もあるかもしれない。生産を終えたR35型「GT-R」に変わって当面は、フェアレディZが日産の最上級スポーツの役割を担い、その頂点に君臨するのがニスモ仕様になる。