背景
いすゞグループは、中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)」において、グループの事業基盤のさらなる強化を通じて、2030年度に新車販売85万台以上、売上高5兆円以上(既存事業)、そして100万台のサプライチェーン構築を目指している。この実現に向けては、商品競争力の強化に加え、生産効率・生産能力の両面から国内車両生産体制を最適化することが重要な経営課題となっている。
また、いすゞグループは、ボルボ・グループの技術を活用し、いすゞとUDトラックスによる日本およびアジア市場向け大型トラックの共通プラットフォームの共同開発を進めている。
こうした商品・技術戦略と整合させる形で、大型トラックについては、大型トラックの開発・生産実績を有するUDトラックス上尾工場に生産機能を集約することが、品質・コスト・供給安定性の観点から最適であると判断された。
| 藤沢工場 | 上尾工場※2 | |
|---|---|---|
| 社名 | いすゞ自動車株式会社 | UDトラックス株式会社 |
| 主な事業内容 | 小型・中型・大型トラックの開発・購買・生産 | 大型トラックの開発・購買・生産 |
| 従業員数 | 6,004人(2025年3月末時点) | 2,084人(2025年3月末時点) |
| 敷地面積 | 1,013,648㎡ | 419,723㎡ |
| 延べ床面積 | 660,503㎡ | 275,560㎡ |
| 住所 | 神奈川県藤沢市土棚8 | 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 |
概要
今回の生産拠点再編では、いすゞグループにおける生産の旗艦拠点として、大型トラックは上尾工場、中型・小型トラックは藤沢工場とそれぞれ位置づけ、両拠点の役割を明確化して強みを最大限に生かすことで、生産の効率化と生産能力の増強を同時に実現する。生産移管完了後、上尾工場では、いすゞとUDトラックスによる共通プラットフォームを採用した大型トラックの新商品が生産されていく計画とされる。
| 投資総額 | 約400億円 |
|---|---|
| 着工時期 | 2026年6月 |
| 稼働開始時期 | 2028年(計画) |
| 生産車両 | いすゞとUDトラックスによる日本およびアジア市場向け大型トラック |
| 生産能力 | 約2.5万台/年 |
| 稼働体制 | 現在の1直から2直へ変更 |
| 主な設備投資 | 新塗装工場の建設および工場近代化 |

今後
いすゞグループは、車両生産を担う国内2拠点の最適配置を通じて、大型・中型・小型トラックそれぞれの競争力を最大化し、安定供給体制の強化とコスト競争力の向上を図っていく。
