Golf GTI W12-650
Golf Design Vision GTI
Golf GTI Roadster
W12エンジンをリヤミッドに搭載

1975年のフランクフルト・モーターショーにおいて初公開された初代「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」は、スポーツハッチという新たなセグメントを作り上げた。以来、現行モデルの8代目に至るまで、50年にわたり、ゴルフ GTIは世界中で高い人気を集めいる。
2025年から2026年にかけて、フォルクスワーゲンはゴルフ GTIのデビュー50周年を記念し、スペシャルモデルやイベネトへの参加など、様々な施策を行ってきた。そして今回、「ゴルフ GTI」の名前を冠して公開された3台のコンセプトカーのフォトシューティングを実施。イベント参加に向けて、再公開を行った。
3台の中でも2007年にオーストリアのヴェルターゼーで開催された「GTIフェスティバル」において初公開された「ゴルフ W12-650」は、最も狂気に満ちた1台だと言えるだろう。5世代目ゴルフ GTIのリヤミッドに収められたのは、ベントレー製6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジン。最高出力650PS、最大トルク750Nmを発揮するというモンスターマシンである。
エクステリアにゴルフ GTIの面影を残しながら、開口部を備えた大型バンパーとオーバーフェンダーにより1880mmにまでワイド化。0-100km/h加速は3.7秒、最高速は325km/hという強烈なスペックを誇る。その完成度は少数量産化を期待させたが、結局販売されることはなかった。
“将来”のゴルフ GTIを予告する存在

2013年のヴェルターゼーに、フォルクスワーゲンが持ち込んだのは「ゴルフ デザイン ヴィジョン GTI」。7代目ゴルフ GTIをベースにロー&ワイド化された専用デザインを採用し、パワーユニットは2.0リッター直列4気筒ターボから、496PSを発揮する3.0リッターV型6気筒ツインターボに変更された。
モータースポーツをオマージュしたエクステリアは、グループBラリーカーを思わせるワイドフェンダーを採用。エクステリアは、その後に登場するGTIモデルを予告していた。
ルーフを取り払った過激なロードスター

「ゴルフ デザイン ヴィジョン GTI」の発表から1年、2014年のヴェルターゼーで発表されたのが、大胆にルーフが取り払われた「ゴルフ GTI ロードスター」だ。レースゲームの『グランツーリスモ6(GRAN TURISMO 6)』内に登場するレーシーなロードスターを、フォルクスワーゲンは実走行可能なデザインコンセプトとして製作した。
フロントセクションに7代目ゴルフ GTIの面影を残すものの、ルーフはオミットされ、ドアは上方に跳ね上がるディヘドラルドアを採用。パワーユニットは3.0リッターV型6気筒ツインターボが搭載され、最高出力は500PSを超える。
今回、走行シーンを含むフォトシューティングが実施された3台のコンセプトカー。フォルクスワーゲンは、2026年に開催を予定している「ゴルフ GTI 50周年記念イベント」に、この3台を登場させる予定だという。あえて過激な3台のコンセプトカーを再公開したことを考えると、新たにエキサイティングなコンセプトカーを公開する可能性もありそうだ。


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