ユーザーの声から生まれた「またぎやすさ」の最適解

電動モビリティ専門店SWALLOW合同会社は、特定小型原動機付自転車の新モデル「MOPERO 4U(モペロ フォーユー)」の予約販売を、2026年3月14日より開始した。
従来のMOPEROシリーズに対し、ユーザーからは「車体をまたぎにくい」「バイクの運転経験がないと乗りこなしが難しい」といったフィードバックがあった。
これらを受け、SWALLOWではより幅広い層に受け入れられる形状を模索。足を高く上げることなくスムーズに乗り降りできる「V字型フレーム」の採用を早期に決定し、誰もが扱いやすい“ママチャリ型”の電動モビリティを追求したのである。
横浜市との連携による「戦略的な実証実験」と設計の磨き込み
開発にあたっては、横浜市の「戦略的な実証実験支援」制度を活用。疑似道路環境において、アクティブシニア層を中心とした試乗検証を実施した。「戦略的な実証実験」とは、新しい技術や製品を実際の環境下でテストし、効果や課題を検証するプロセスだ。
本プロジェクトでは、横浜市との連携により公道での実運用を通じた貴重なデータを収集。机上の理論だけでは得られないユーザー体験(UX)や技術的フィードバックを直接反映することで、製品の品質向上と市場適合性を高めることができた。
実証実験から導き出された主な改良点
- 親指スロットルへの変更: 誤発進を防止し、直感的な速度調整を可能にした。
- フットレストの最適化: 自転車の踏み出し位置と同じ、自然な乗車姿勢を実現。
- フレーム高の調整: さらなる乗降性の向上のため、ステップ高をミリ単位で最適化。
- 実用装備の充実: 荷物積載量を高めるための「大型フロントバスケット」を標準設置。
- 選べる加速特性: 運転経験に応じて切り替え可能な「パパモード・ママモード」を搭載。
将来性と課題
特定小型原付は、日本の移動インフラにおける「ラストワンマイル」の救世主として大きな期待を背負っている。
「MOPERO 4U」のような親しみやすいモビリティの普及は、免許を返納したシニア層や坂道の多い地域に住む人々に全世代共通の自由な移動を提供し、生活の質(QOL)を向上させるだけでなく、自動車からのモーダルシフトによる環境負荷の低減とカーボンニュートラル社会の実現に大きく貢献する将来性を秘めている。
その一方で、社会実装を確かなものにするためには、「免許不要」ゆえの交通ルールの徹底周知、欧州に比べ遅れている自転車道などの走行インフラ整備、そしてヘルメット着用を含めたユーザーのマナー向上と安全意識の醸成という3つの課題解決が不可欠である。これらを克服することで、より安全で豊かな移動社会が構築されるはずだ。
製品仕様
製品名:MOPERO 4U(モペロ フォーユー)
⾞両区分:特定⼩型原動機付⾃転⾞
免許:不要(16歳以上)
最⾼速度:19km/h(歩道モード時6km/h)
バッテリー:48V / 13Ah(着脱式)
カラー:マットブラック、サンドベージュ、パールホワイト、ライトオリーブ
※カラーは予告なく変更となる場合があります。
保証:製品保証1 年(有償で最⼤3 年まで延⻑可)、盗難補償1年
耐荷重:125kg
航続距離:50キロ(体重70kg・平坦路⾛⾏時の⽬安)

