Team SUZUKI CN CHALLENGE GSX-R1000R

サステナブルアイテムの適用範囲を拡大

スズキは、2026年7月3日から5日にかけて三重県鈴鹿サーキットで開催される「2026 FIM 世界耐久選手権 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会」に、実験的クラスである「エクスペリメンタルクラス」からGSX-R1000Rで参戦することを第53回東京モーターサイクルショー2026のスズキブース内で発表した。

参戦チームはスズキの社員で構成される「チームスズキ CN チャレンジ」であり、本年も社内公募で選ばれた新たなメンバーが加わっている。

本プロジェクトは、環境負荷低減の推進と走行性能の向上を高いレベルで両立させることを目指しており、サステナブルアイテムの適用範囲をさらに拡大してレースに挑む方針である。

具体的には、昨年の40%バイオ由来燃料からステップアップし、100%サステナブル燃料であるトタルエナジーズの「エクセリウムレーシング100」を使用する。また、車体を構成する各パーツにもサステナブルな技術が数多くマシンに投入されている。

さらに、チームはレースに必要なスキルの習得と車両開発の深化を目的として、昨年に続き全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスにも全線参戦。

ライダーは引き続き津田拓也選手が務め、鈴鹿8耐ではゼッケン「0」、全日本選手権ではパーソナルナンバーの「85」を掲げて走行する予定である。

スズキが掲げる「ライト・ライト・モビリティ・テック(エネルギー極小化・本質価値極大化)」の戦略のもと、2024年の8位を上回るリザルト、さらには表彰台や優勝を見据えた高性能と環境性能の両立を追求していく。

コメント

津田拓也選手(チームスズキCNチャレンジ)

「今年もチームスズキCNチャレンジより参戦する津田拓也です。今年はやっぱり昨年、自分たちは全日本で表彰台を獲得することができたり、トップ争いすることができたり、鈴鹿8耐では、トップ10にあと一歩届かなかったものの、トップにかなり近いところまでいける領域まで、自分たちの速さを出すことができました。もちろん今年の目標は、昨年の結果を超えることです。

しかし、ライバルもどんどん強くなってきています。その中で自分たちが、あのサステナブルなパーツを仕様し、環境に配慮したレース活動を行いながらでも、他のメーカーや他のチームに勝てるということを証明していきます。

今年も全力で戦いますので、皆さんのぜひサーキットに足を運んでいただいたり、さまざまなメディアを通して応援していただければ嬉しいです。スズキのメタリックブルーでしっかりと存在感を示していきますので、ぜひとも応援よろしくお願いします。」

佐原伸一氏(スズキCNチャレンジ プロジェクトリーダー)

「先ほど、あの24年(2024年)よりも良い結果で終わりたいとの話がありましたが、やるからにはやっぱり表彰台以上は目指します。レースをやるからには、確実に表彰台以上を目指してほしい。目指してるところは表彰台ではなくて優勝です。やっぱりそこが一番重要だと思ってますから、よろしくお願いします。

それから、私はエンジン設計の出身なのでよく理解していますが、このエンジンは圧縮比15を超えています。それでカーボンニュートラル燃料を使って走る。これ冷静に考えりゃ「変態」ですよ、変態。もうノッキングバキバキになるようなレベルなのにもかかわらず、そこをうまくセッティングして、しっかりとレースで勝負できるように仕上げている。本当チームカーボンニュートラルチャレンジのメンバーには、変態だけど必ず頑張れということを言いたいですね。」

使用予定のサステナブルアイテム

Team SUZUKI CN CHALLENGE GSX-R1000R
燃料トタルエナジーズ Excellium Racing 100(100%サステナブル燃料)
タイヤブリヂストン 再生資源・再生可能資源比率を更向上したタイヤ
オイルMOTUL バイオ由来ベースオイル
カウル、艤装類トラス Bcomp®(前後フェンダー、サイドカウル、シートカウル)
エコ不織布カーボン(燃料タンクカバー)
前ブレーキサンスター技研 熱処理廃止鉄製ディスク
サンスター技研/東海カーボン ローダストパッド
バッテリーエリーパワー 車載LFPバッテリー、ピット電源供給用蓄電池
マフラー/排気管日本製鉄/ヨシムラジャパン 環境配慮型チタンTranTixxii®-Eco材
ドライブチェーンアールケー・ジャパン カーボンブラックフリーのシール材を使用
ユニフォームアールエスタイチ 100%再生生地のチームポロシャツ