連載

西川淳の自動車1Weekダイアリー

フェラーリ人気は変わらないけど

久しぶりにスズカでF1を生観戦した。観客の多さもさることながら、若い世代や女性の観客が多くて驚く。まさにドライバーの推し活で、なるほど若いドライバーはイケメン揃いだったと改めて納得した。私のようにアイルトン・セナがレースで亡くなって以来、ドライバーへの注目を無意識に避けるようになって、できるだけマシン主体で観るようになった人間にとっては、ちょっと複雑な気分だった。それだけマシンの安全性も高まっているからだろう。そういえば不幸なジュール(ビアンキ)の事故以外、F1での死亡事故はセナ以降、起きていない。もうひとつ、ついていけなかったのは、新しいルールによる“抜きつ抜かれつ”だ。これはもう演出レベルだと個人的には思った。純粋にレースやチャンピオンシップでの勝利を応援するものではなくなってきたのかもしれない。それでもフェラーリの人気だけは以前と同じ感じだった気もするが……。

2026年3月第4週

2026年3月21日(土)

ルートKS
ルートKS

久しぶりに」「BMW 330Ciカブリオレ」を車庫から引っ張り出し、朝からひとりドライブを楽しむ。国道1号線で大津に出て、瀬田川沿いを南下、国道422号線で信楽から伊賀へ。途中、NSX販売で有名なルートKSさんで白眉のコレクションを見せていただく。オーナー川合進二社長のNSX愛に感心するほかない。デカ盛りで有名な「松の家」さんで名物オムライスをかっこみ、午後は国道163号線で南山城を目指した。週末になればたくさんのクルマ好き・バイク好きで賑わう「カフェセブン」さんでコーヒー休憩。マンソリーのショーカーだった「458スパイダー」を駆る友人がたまたまやってきて、久しぶりに458を味わわせていただく。素晴らしいエキゾーストノートが谷間(たにあい)に響く。やっぱりいいよね〜、自然吸気は! 跳ね馬の中古を買うなら初期の「カリフォルニア」か、458だなぁ。

2026年3月22日(日)

陶芸家、川尻潤さんの個展にて
陶芸家、川尻潤さんの個展にて

モデナの名店「アンティカ・モカ」で学んだシェフが経営する「トラットリア・アンナマリア」さんでランチ。こちらのパスタ類はマジでエミリア・ロマーニャを思い出させてくれる。店名はモデナの店のお婆さんシェフの名だ。フェラーリやパガーニがオフィシャルのメディアランチでよく使う店なので、モデナを訪ねた際にはぜひ。駐車場もあるので便利です。もちろん、清水五条のアンナマリアさんも京都観光ついでに訪ねてみてほしい。午後から清水のギャラリーで友人の陶芸家、川尻潤さんの個展を拝見。新しいLOVEコレクションが可愛い。現代の土偶みたいな?

2026年3月23日(月)

マイバッハ SL680
マイバッハ SL680

朝から「マイバッハ SL680」で東京へ。返却後、旧知のDJさんと秋のイベントに向けて相談。西麻布にできたおばんざいの店で乾杯。都内泊。

2026年3月24日(火)

アマルフィ スパイダー
アマルフィ スパイダー

午前中は恵比寿のウェスティンホテルでフェラーリの発表会。「アマルフィ スパイダー」だ。顧客向けイベントでは44番も登場したらしい。プロダクトマーケティング担当で来日したマッテオとはスパイダーの国際試乗会ディナーで隣り合い、色々とクルマ談義をした仲で、日本へ行ってみたいと言っていた。叶ってよかったね、と会見時に声を掛ける。メディアイベント終了後、「マセラティ GT2ストラダーレ」をピックアップし、一旦常宿へ。クルマを置いて、電車で横浜へ移動した。GT2だと駐車場も限られる。市内で新しいプロジェクトの相談と打ち合わせを2件こなし、なんだかクタクタに。この日のうちに京都に戻るつもりだったけれど、流石にGT2ストラダーレで夜をかっ飛ばす勇気は出ず、やむなく延泊。

2026年3月25日(水)

マセラティ GT2ストラダーレ
マセラティ GT2ストラダーレ

GT2で東京出発。4月10日から奈良は薬師寺で開催されるコンコルソ デレガンツァ ジャパン2026の最終打ち合わせに、そのまま京都市内の某所へ。一応「セレクティングコミッティー」の一員なのだけれど、担当クラスの参加車両で最後まで出欠不明の1台があり、しかもかなり重要なピースだったので、主催の木村英智さんと参加承諾に向け知恵を絞る。コンクールの意義からまずはしっかり認知してもらわなければならない。

2026年3月26日(木)

ギュンター・ワークスのロスさん
ギュンター・ワークスのロスさん

京都のリッツカールトンでギュンター・ワークスのロスさん(苗字が難しすぎる)とミーティング。プレゼンを受ける。いちどアメリカの本拠地を訪問してみようということに。993ベースのモダナイズだけれど、有名カーボン屋さんがベースだけあって、その仕上がりはまるでポルシェ界のパガーニだ。生産台数も少なく、シンガーよりエクスクルーシブ。これから日本でも流行りそう。午後から松原の知人を訪ねて、夜は大阪でヒミツの肉会。

2026年3月27日(金)

早朝から伏見でGT2ストラダーレを撮影後、そのまま東京へ走る。8時台に名神高速へ入れば、京都東まで少し渋滞するものの、そこから先は東京までスムース。流しても5時間で到着する。都内泊。

2026 3/21〜2026 3/27

走行距離 約1500km 試乗車数 3台

2025 11/1〜2026 3/27累計

連載期間中総走行距離 約2万6700km 試乗車台数 110台

常磐ホテルのエントランスで「ランボルギーニ 400GT」と「カウンタック LP400」の記念撮影

今週も胸踊るイベントが多数、それに付随する思い出も蘇る【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.19】

スーパーカー界の重鎮、モータージャーナリスト西川淳。この連載は、昨年還暦を迎えた氏が、日々どんなクルマに乗って、何を感じたのか徒然なるままに語るものである。果たして今週はどこで何をして過ごしたのか?

連載 西川淳の自動車1Weekダイアリー

マセラティ GT2ストラダーレ
by ゲンロクWeb
業界人コラム 2026.04.04

パスタとイベントと知人のクルマとマセラティでイタリア三昧【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.20】

常磐ホテルのエントランスで「ランボルギーニ 400GT」と「カウンタック LP400」の記念撮影
by ゲンロクWeb
業界人コラム 2026.03.28

今週も胸踊るイベントが多数、それに付随する思い出も蘇る【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.19】

マセラティ MCプーラ チェロ
by ゲンロクWeb
業界人コラム 2026.03.21

たいへん気に入った「マセラティ MCプーラ チェロ」について【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.18】