“滑らせて守る”強化クラッチ開発中!

AE86用メタルツインが年内登場へ

老舗チューニングパーツメーカー“OS技研”が現在開発を進めているAE86用の新作クラッチは、従来の常識を一歩先へ進める内容となっている。

左:現状のラインナップで最小の186mm Aタイプディスク/右:新設計の150mmディスク

最大の特徴は、新設計となる直径150mmのメタルディスクを採用したツインプレート構造だ。これにより、許容出力は約200psを実現。4A-Gメカチューンの上限付近までをカバーするスペックが与えられている。

注目すべきは、その設計思想にある。一般的に強化クラッチは、ミート時の衝撃がダイレクトにミッションへ伝わり、結果として駆動系トラブルの原因になるケースも少なくない。そこでこのモデルでは、あえてクラッチを一瞬滑らせる特性を持たせることで、駆動系へのショックを緩和。ミッション保護を狙ったセッティングが施されている。

その思想は構成部品にも色濃く反映されている。フライホイールは丸穴や長穴ではなく、トラス構造を採用。高い剛性を確保しながら徹底した軽量化を実現した。さらに、マスを中心部へ集中させることで慣性モーメントを低減し、エンジンレスポンス向上にも貢献する設計となっている。

また、小径ディスクに合わせて専用設計されたアルミカバーを含め、構成パーツはすべて新規開発品となる。

すでに実走テストも行われており、開発は順調に進行中。発売は年内を予定している。単なる強化パーツにとどまらず、“壊さないためのクラッチ”という新たな価値を提示する注目作と言えるだろう。

●取材協力:オーエス技研 岡山県岡山市中区沖元464 TEL:086-277-6609

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