ハイエンドモデルでは最高出力343ps、77.0kWhのバッテリーを積むFFモデルか
トヨタは、かつて日本で人気を誇っていたコンパクトSUV、「C-HR」の電気バージョン「C-HR+」を、2026年9月にも日本発売する可能性が高いことがわかった。

初代C-HRは、2016年に世界戦略車として登場、瞬く間にベストセラーとなった。しかし、2023年に登場した第2世代からは海外専売となり、SNSでは日本での復活を望む声も多く上がっている。

ハイブリッドに注力していると思われるトヨタだが、徐々に電気自動車ラインアップを拡充していくようだ。米国で誕生した新型C-HR+は、今後数年間でトヨタのEVにおける最大の成功事例のひとつとなることが期待される、独立したモデルといえる。
bZ4Xはトヨタ初の自社開発EVだったが、この小型モデルC-HR+はそれ以上に重要な意味を持っている。2022年に発表されたコンパクトSUVコンセプトカー「bZ」をベースとしており、当初は「bZ3X」という名称になる予定だったが、トヨタがEVの命名規則を変更したため、C-HR+となったのだ。C-HR+は、トヨタのラインナップにおいてbZ4Xのすぐ下、スズキと共同開発したアーバンクルーザーEVのすぐ上に位置づけられる。
C-HR+という名称は、単にEVパワートレーンを搭載したC-HRではない。実際にはこのEVは完全に独立したモデルであり、ハイブリッドモデルよりもやや大型だ。
スペックを見ると、エントリーモデルは前輪駆動で165psのモーターと57.7kWhのバッテリーパックを搭載し、航続距離は284マイル(約450km)。次に、224psのモーターと77kWhのバッテリーを組み合わせた前輪駆動モデルがあり、0-100km/h加速は8.6秒、最高速度は全C-HR+モデル共通の100mph(約160km/h)となっている。
ハイエンドモデルでは、最高出力343psを発揮、77.0kWhのバッテリーを積むFFモデルで、航続距離は525km、0-100km/h加速5.2秒を誇るツインモーターAWDだ。
C-HR+はプラットフォーム剛性の向上、専用チューニングされたサスペンション、強化されたスタビライザー、そしてレスポンスの良いステアリングのおかげでより優れていると伝えられ、C-HRハイブリッドほど俊敏なハンドリングは期待できないが(車重が重いため)、低重心は高速コーナリングに貢献してくる。
また、電動パワーステアリングはレスポンスを重視して設計されており、低速域では軽快に、高速域ではよりダイレクトなレスポンスが得られると説明している。
さらに、最新の軽量トヨタeアクスル(インバーター、モーター、トランスアクスルで構成)が搭載されている。このeアクスルには、効率性と高出力を実現するシリコンカーバイド(SiC)半導体が採用されている。冷却システムと潤滑システムを組み込んだ設計により、エネルギー損失を最小限に抑え、より優れたパワー、安定性、そして静粛性を実現。静粛性も重視されており、遮音材や吸音材、サイレンサーを戦略的に配置することで、静かで快適なキャビン環境を実現している。
現段階で、日本導入グレードは不明だが、前輪駆動のエントリーモデルも導入される可能性があり、その場合、bZ4Xの新車価格480万円〜を大きく下回る420万円台が期待できそうだ。















