高い負荷の掛かり方からボルトの緩みをチェック

J’s Racing FK8 CIVIC TypeR
■ジェイズレーシング ハイパーECU/T304エキゾースト70RS/ローテンプサーモスタット/強化クーラントホース/マックスクーリングラジエーター
■イベンチュリ エアインテークシステム
■ジェイズレーシング ブラックシリーズダンパーRR(18㎏/㎜)/キャンバージョイント/ピロコントロールアーム/ピロリアアッパーアーム/フロントタワーバー/強化トルクロッド
■VOLKRACING TE37トラックエディションⅡ(10.0J×19 inset34)
■TOYO PROXES Sport 2(265/35R19)
■ジェイズレーシング エアロボンネット/フロントスポーツグリル/カーボングリルエクステンション/フロントウイングスポイラー・タイプS/リアアンダースポイラー/リアディフューザー
吸排気とECUチューニングで手軽に380psにも迫ることが可能なFK8。年式的にもリフレッシュ項目をまだ気にする必要がないと思われがち。
ただし、そのパフォーマンスの高さからメーカーサイドよりアナウンスされたのは、アーム類を固定しているボルトのトルクチェックだ。
ブッシュに関しては問題ないものの、車両重量や負荷の関係でスポーツ走行を楽しむカスタマーではボルトの緩みが生じる可能性があることを注意したい。
また、VTECターボのK20Cはパフォーマンスの高さと引き換えに生じる熱対策が重要となる。走行風を有効活用するエアロパーツも含めてクーリング強化はもちろんのこと、ミッションオイルまで含めて高温耐性に優れた油脂類の定期交換によって、安心して走りを楽しめるパッケージングを構築していきたい。
クーリング性能のアップを果たせたなら、あとは走行ステージに合わせたセッティングを加えることで、FK8の素性のよさをフルに楽しめる。高い安定感をもたらすロングホイールベースと、ストロークしてもアライメント変化の少ない足まわりで、ダウンサスを装着するだけでもサーキット走行を満喫できる懐の深さを誇っている。
Check point:ブレーキ 車両重量のあるハイパワーFF ブレーキへの負荷が大きい

吸排気チューンプラスαで400ps近くに簡単に到達できるFK8。ブレーキシステムも特定部に弱点を抱えているわけではない。
しかし、ライトウエイト車ではないだけに、ブレーキへの負荷も必然的に高い。ドライビングスタイルや走行ステージによっても変わるが、スポーツパッドやフルードなど走行環境に応じたアップグレードを図ってバランスを整えておきたいところだ。
制動力が頼もしいスポーツパッドでも残量が少なくなれば熱容量が不足する。足まわり関連のメンテ時はブレーキのコンディションチェックも忘れずに行っておきたい。
Check point:エンジン クーリング強化と併せて乗りやすさもチューニングで引き出す

カタログスペックで320psを発揮するFK8のK20Cは、とにかくクーリング強化が命題。
ローテンプサーモやラジエーター強化に加えて、電動ファンの作動ポイントを最適化するECUチューンでパフォーマンスとクーリングの双方から頼もしさを引き上げていくとよいだろう。
タイトなエンジンルームは温度が上昇しやすいため、吸気パーツはフレッシュエアを確実に供給できるアイテムで仕上げたい。
また、シフトアップダウンで感じるギクシャク感は、吸排気チューンの効率アップによって解消されていく。






Check point:油脂類 エンジンオイル交換2回がミッションオイルの交換目安

クーリングを強化しても熱問題が終始つきまとうFK8は高温時の油膜保持に優れた油脂類でスポーツ走行時の安心感を引き出したい。
また、オイル注入口がケース上部へ移動したミッションはメンテもおろそかになりがちだ。エンジンオイル交換2回に一度のペースでギアオイル交換を心掛けたい。こちらも、高温耐性に優れたアイテムを選択する。
Check point:排気系 ECUとセットでパフォーマンス発揮
ターボ車は排気系チューニングで大幅パワーアップというイメージも強いもの。しかし、FK8はこれにECUとの合わせワザで取り組むことで、より一層の性能を追求することが可能だ。
抵抗が大きいフロントパイプを交換すれば、流速アップでスムーズなエンジンフィールが引き出せる。吸気側へ位置するターボパイプの容量アップも含め、マックスパワーやトルクの数値の引き上げよりもフィール向上を重視して吸排気チューンへ取り組みたい。
Check point:足まわり 仕上がりレベルが高い FK8の足まわり

車両重量があるハイパフォーマンスカーということでアーム類のボルトを定期的にトルクチェックすることを推奨している。
FK8はダウンサスを与えるだけでも3モードマグネティックダンパーを活かしてストリートからサーキットのスポーツ走行まで楽しめる。
ただし、攻めた走りを楽しむにはキャンバーが不足しているので、車高調サスキットだけでなく走行ステージに合わせてキャンバージョイントや調整式アッパーアームも追加しておきたい。
30扁平の19インチでは面圧が掛けにくく、ハンドリングはリニアな代わりにピーキーだ。35扁平でフットワークセッティングと併せて煮詰めていくのがポイントとなる。

積極的に向きを変えていくなら少しトーアウトでセッティングするのがベストというリアの足まわり。不足するキャンバー角の確保には調整式アッパーアームを投入する。
■ジェイズ・レーシング
大阪府茨木市彩都もえぎ1-3-2
TEL 072-641-9000








