ラッピング塗装をカーボンパーツで締める


「モンキーミーティングin多摩」にはモンキーだけでなく兄弟車のゴリラや横型エンジンを搭載するスーパーカブ、ダックス、シャリィなどの車種でも参加が可能。いわゆるホンダ製の4MINIマシンなら展示が許されているわけで、モンキーをカスタムする人たちとの親和性が高い。仲間内には必ず何台かモンキー以外の車種をカスタムしている人がいるわけで、仲間同士で参加することでイベント自体をより楽しめるのだ。

今回取材した多くのマシンは以前の記事でも紹介した長澤輪業こと長澤勝美さんの仲間たち。会場で長澤さんと挨拶をするや、数多くの仲間たちを紹介していただいたというわけだ。その中で今回紹介したいのはダックスホンダとシャリイホンダ。どちらもロー&ワイドなスタイルにカスタムされ、独自のペイントを施しているのが特徴だ。

シルバーベースにラッピング塗装を施したマシンのオーナーはGarage M.C.Sさん。なんと静岡県から遠路はるばる参加された。それほど仲間たちとの再会を楽しみにされていたのだろう。ダックスをカスタムする場合、特徴的なフレームはそのままに塗装やハンドルまわりなどでスタイルを構成するが、このマシンの場合はアンダーカウルをワンオフ製作していることがポイントだ。

エンジンやミッションはモンキーと同様の手法でチューニングが可能なので、このマシンでも排気量を110ccにまで拡大すると同時に駆動系を大幅に変更している。もちろんVM26キャブレターやファルコン製マフラーで吸排気系にも手を加えているので、その走りは圧倒的なパフォーマンスを秘めていることだろう。

ダックスにはそもそも太めの3.5J-10サイズのホイールが採用されていたが、カスタムによりワイド感を演出するならよりワイドなホイールが欠かせない。このマシンではフロントにGクラフト製4J-10を、リヤには水野鈑金製の6J-10と圧巻のサイズを装着している。タイヤは前後とも90-90/10なので、リヤの引っ張り感は圧倒的だ。

エングレービングとピンストが映える!

続いて紹介するシャリイはエンジン周辺にエングレービング(彫金)加工をこれでもか!というほど施している。オーナーはスズケンさんで、さらに遠方である三重県からの参加。長澤さんの仲間は全国に広がっているため、本州で開催されるイベントだと各地から仲間が集まり楽しんでいるのだ。

シャリイもダックス同様にフレームをカスタムすることは少なく、ロー&ワイドを追求することが多い。だからこそペイントが勝負になるわけで、こちらのシャリイではつや消しのグレーブラックを基調にしている。ポイントは随所に施されたピンストライプと下まわりのメッキパーツ&ゴールドホイールだろう。

カスタムには当然センスが必要なのだが、このシャリイではゴールドパーツを随所に使うことでマシンの一体感を生み出しているといえそうだ。足元だけでなくワンオフ製作したハンドルまわりにも効果的にゴールドを取り入れている。バーエンドには水中化をあしらい、内部の花たちもゴールドと親和性の高い色調を選んでいる。

ワイドさを演出するホイールだが、こちらのシャリイにはフロントに5.5JのGクラフト製を、リヤには6.25Jにもなる水野鈑金製を選んでいる。当然だがフロントフォークとスイングアームは純正のままでは収まらないサイズなので、前後とも純正をワイド加工することで組み込まれている。

排気量を110ccにまで拡大したエンジンにはSP武川製の油圧スペシャルクラッチが組み込まれている。またシャリイの場合ビッグキャブを収める場所がないため、フレームの上へ突き出すことも定番の仕様になる。だがそれより注目なのは各種カバー類やステップなどに施されたエングレービング加工だろう。彫金により模様を彫り込んだうえでメッキ処理していることでキラキラと輝く様が圧巻だ。

