今や入手困難な当時モノのパーツがてんこ盛り!

フロントフォークやマフラーを見ただけでタダモノではない雰囲気。

2026年5月17日に東京サマーランドの第二駐車場で開催された「第18回モンキーミーティング」には、500台を超えるモンキーたちが参加する異常事態となった。真夏のような陽気の中、参加者たちはそれぞれに展示されたモンキーを見学したりオーナー同士の親睦を図っていた。その中でとても貴重な部品をふんだんに盛り込んでカスタムされたモンキーが何台かあった。まずはJRPやスーパーモンキーの当時モノパーツでカスタムされた個体を紹介しよう。

SP武川のスイングアームはプレート入りの初期モノ。

白い4Lモンキーのオーナーはラグちゃん。なんと、この日のために広島県から駆けつけたというから恐れ入る。というのも、今回のモンキーミーティングには伝説のレーシングチームであるスーパーモンキーが出展すると聞いたから。ラグちゃんは熱心なスーパーモンキーのマニアで、ご自身でもレーサーを1台所有している。だからこそ所有するスーパーモンキーを持ち込み、もう1台カスタムした4Lモンキーもトランポに積んできたのだ。

JRP製のエアサス付きフロントフォークは超希少。そこに付くフロントフェンダーはスーパーモンキー製でこれまた貴重。

ずっと欲しかった1台という4Lモンキーは長年集め続けてきた70年代や80年代の貴重なパーツたちでカスタムしてある。今ではほとんど売り物が見つからないパーツばかりで、それを集めたラグちゃんの知識もハンパではない。なにしろ同じパーツでも年代による違いを全て覚えている。そんな人が組んだモンキーなのだから、見る人が見ればたまらないだろう。詳細は写真とともにお伝えしよう。

¥キタコ製シリンダー&ピストンで105cc化したエンジン。大真製の乾式クラッチに5速ミッションが組み合わされている。オイルクーラーと取り出し口はともにヨシモト製でオイルクーラーはマグネシウム製だ。
エンジンを組み上げる時に使用するボルト類は要所要所でアルマイト加工が施されたものに交換されている。マイトのポイントカバーも希少なパーツだ。タコメーター取り出しは後ろ向きになるタイプ。
バックステップはMRD製で、肉抜きされたレーシーなもの。スイングアームの根元に青いプレートが付くのは初期のSP武川製である特徴だ。
初期SP武川製スイングアームはもちろんロングホイールベースになる。マフラーは当時モノの希少なJRP製でホイールは前後とものりもの館のアルミ製にされている。
メーターはホンダ純正の他車流用なのは定番カスタム。ハンドルはトップブリッジごとSP武川製に変更されている。

こう見えてトリプルディスクブレーキ!

上の車両と同じようなパーツを使うが見た目の印象はまるで異なる4Lモンキー。

続いて紹介するのは「温故知新」をテーマにカスタムされた4Lモンキー。オーナーは63歳の小田部茂さんで、モンキーミーティングの常連でもある。ラグちゃんと同じように70年代や80年代当時のパーツを用いてカスタムされているが、最大の特徴はJRP製のトリプルディスクブレーキ仕様となっていることだろう。また前後フェンダーや灯火類は純正のままというのがポイントで、カスタムモンキーなのにどこかノーマルっぽさを残している。

少々ロングになっているシートは同じホンダのTL用を流用してある。ホイールは前後ともJRP製だ。

純正にこだわっていることもこの4Lモンキーの特徴。見えないのだがピストンはCB400FOURのφ51mmだったり、ミッションとクラッチはSS50純正の5速が組んであったりする。またディスクブレーキ化したことでマスターシリンダーを装着しているが、フロントのレバーはCB750FOURのものを加工して装着してある。少々長めのシートもTL50純正であり、言われなければわからない流用技を駆使してあるのだ。

CB400FOURのピストンとSP忠男製の45.4mmクランクシャフトを用いて91ccにされたエンジン。大真製乾式クラッチによりSS50純正ミッションへ伝達される。
ヘッドカバーとオイルクーラーはともにJRP製。オマケにタコメーター取り出しまでJRP製で、これだけ揃えるのは今や不可能(?)と思われる気象パーツばかり。ポイントカバーは白い4Lモンキーと同じマイト製だ。
上の写真でもチラッと見えているがPC18キャブレターのフロートチャンバーに注目。スーパーモンキー製の透明仕様なのだ。エンジンもコブヘッドだったりと希少なパーツばかりで組まれている。
左側面にもディスクブレーキが装着されている。JRP製のダブルディスクキットを用いてあり特殊なキャリパーサポートで固定されている。ブレーキパイプは三又付近で左右へ分岐される仕様だ。
リヤにもJRP製ディスクブレーキが装着されている。面白いのはマスターシリンダーで純正スイングアームに合わせた形状となっている。
リヤのマスターシリンダーを組むため純正のままロング加工したスイングアームを使っている。スイングアームに合わせてチェーンガードも加工したものを装着した。リヤショックはRSCレプリカでホイールは2.5J×8仕様のJRP製だ。
のりもの館製のコンチハンドルに変更しつつ、左には阿部商会時代の径が小さなデイトナ製タコメーターを装着した。16000rpmスケールなのが圧巻でカタカナのロゴなのが特徴。