積極的に採用中バンコクモーターショーで発表された特別なモンキー

タイ・バンコクモーターショー2026で発表された「MONKEY FTR125 限定 タイCUB HOUSEモデル」が、日本国内でも注目を集めている。輸入販売を手掛けるシルバーバックが取り扱うこのモデルは、ホンダ・モンキー125をベースに、トラッカースタイルへと大胆に仕立て上げた限定仕様車だ。タイ国内で人気を誇るCUB HOUSEがプロデュースした特別モデルであり、通常のモンキー125とは明確に異なる個性を備えている。 

モンキー125は、1960年代から続くホンダのレジャーバイク文化を現代へ受け継ぐモデルとして知られる。コンパクトな車体と愛嬌あるスタイリング、そして扱いやすい空冷単気筒エンジンによって幅広いライダーから支持されている。その完成されたパッケージをベースに、さらにカスタムカルチャーの要素を取り込んだのが今回のFTR125仕様だ。

トラッカースタイルはアメリカのダートトラックレースから派生したデザインであり、シンプルかつ機能的なスタイルが特徴となる。舗装路だけでなく未舗装路を連想させる無骨な雰囲気が魅力であり、近年ではスクランブラーやフラットトラッカーと並び人気の高いジャンルとなっている。

専用外装が生み出す迫力のスタイリング

最大の特徴は専用外装による大胆なイメージチェンジにある。標準車の丸みを帯びたレトロスタイルとは異なり、FTR125はシャープなラインを多用した外装を採用することで、よりスポーティかつアグレッシブな印象を獲得している。 

専用デザインの燃料タンクカバーやサイドカバーは、往年のフラットトラックレーサーを思わせる造形となっており、停車中であっても走りを予感させる存在感を放つ。モンキー125本来の可愛らしさを残しながらも、カスタムマシンのような迫力を与えている点は大きな魅力だ。

また、CUB HOUSEが手掛ける限定車は単なるカラー変更にとどまらない。全体のバランスを考慮した専用パーツによって、メーカー純正カスタムにも近い完成度を実現している。アフターパーツを組み合わせたカスタム車とは異なり、デザイン全体に統一感があり、特別仕様車ならではの価値を感じさせる。

日本国内ではモンキー125のカスタム文化が成熟しているが、こうした海外市場限定モデルが正規ルートで入手できる機会は決して多くない。その希少性も大きな魅力となるだろう。

モンキー125の楽しさをそのまま継承

ベースとなるモンキー125の魅力は、FTR125でも変わらない。空冷124cc単気筒エンジンは扱いやすい出力特性を持ち、市街地走行からツーリングまで幅広く対応する。軽量コンパクトな車体との組み合わせにより、初心者からベテランライダーまで気軽に楽しめるバイクに仕上がっている。

近年の大型バイク市場では高性能化が進み、電子制御やハイパワー競争が続いている。その一方で、モンキー125のような「乗ること自体が楽しい」モデルへの支持も高まっている。速度やスペックを追求するのではなく、景色や道そのものを楽しむバイクとして評価されているからだ。

FTR125はその魅力に加え、所有する喜びをさらに高める特別なスタイリングを手に入れたモデルといえる。街中での存在感はもちろん、ツーリング先での注目度も高いだろう。

また、モンキー125はカスタムベースとしても優秀なモデルであり、多数のアフターパーツが存在する。限定モデルをそのまま楽しむのも良いが、さらに自分だけの仕様へ発展させる余地も残されている。

希少価値の高いCUB HOUSE限定モデル

今回のFTR125は、特別な一台である。2026年3月のバンコクモーターショーで公開された車両であり、生産台数にも限りがある希少な存在となる。 

CUB HOUSEはホンダとタイ国内のカスタムカルチャーを融合させる拠点として知られており、これまでも数多くの限定モデルを送り出してきた。その多くは高い人気を集め、後にプレミアム的な価値を持つケースも少なくない。

FTR125もまた、通常のモンキー125とは異なるストーリーを持つモデルとしてコレクターやホンダファンの関心を集める可能性が高い。特に日本国内では流通数が限られることから、希少性という観点でも魅力的な存在となるだろう。

モンキー125の楽しさにトラッカースタイルの個性を融合し、さらにタイCUB HOUSEの限定モデルという特別感を加えたFTR125。単なる移動手段ではなく、所有することそのものを楽しめる一台として、多くのライダーの視線を集めそうだ。

主要諸元

全長:1,710mm
全幅:755mm
全高:1,030mm
ホイールベース:1,145mm
最低地上高:175mm
シート高:776mm
車両重量:104kg
乗車定員:2名
エンジン形式:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:123cc
ボア×ストローク:50.0mm×63.1mm
圧縮比:10.0:1
最高出力:6.9kW(9.4PS)/6,750rpm
最大トルク:11N・m(1.1kgf・m)/5,500rpm
燃料供給方式:PGM-FI電子制御燃料噴射装置
始動方式:セルフスターター
トランスミッション:常時噛合式4段リターン
燃料タンク容量:5.6L
フロントタイヤ:120/80-12 65J
リアタイヤ:130/80-12 69J
フロントブレーキ:油圧式ディスク
リアブレーキ:油圧式ディスク
フロントサスペンション:倒立フォーク
リアサスペンション:ツインショック
燃料消費率(WMTCモード値):67.2km/L(クラス1)
製造国:タイ

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