フロント2.15J、リア2.50Jのワイドリムとローダウンによって独特の存在感を獲得。シンプルながら印象的なスタイリングだ。

カブ歴14年でたどり着いた“行灯カブ”の魅力

オーナーのyukioさんは、カブに乗り始めて約14年。これまで新しいモデルを含め、さまざまなカブを乗り継いできたという。

そんな経験を重ねるなかで惹かれるようになったのが、1970年代前後の古いスーパーカブだ。

行灯カブの愛称の由来となるポジションランプ。当時ならではのディテールとして現在も健在。

ベースとなるのは1971年式のスーパーカブ70。メーター下のポジションランプや別体タンクを備える、いわゆる“行灯カブ”世代のモデルである。

「いろいろ乗ったけど、今はこの時代のカブが面白い」

そんなオーナーの言葉どおり、この車両には現代のカブにはない独特の味わいが残されている。

70年代カスタム文化へのリスペクト

カスタムテーマは70年代の旧車スタイルだ。

当時のカスタム文化では、車高を落としてワイドリムを履かせる手法が定番だったという。その雰囲気をカブで再現したのがこの車両である。

ワイドリムに細めのタイヤを組み合わせることで、70年代旧車カスタムらしい引っ張りスタイルを再現する。

フロントには17インチ・2.15J、リアには17インチ・2.50JのTAKASAGO製ワイドリムを装着。純正ハブのスポーク穴を加工して市販のツイストスポークを組み込んでいる。

サスペンションはフロント約6cm、リア約7〜8cmローダウン。リアショックも純正品を加工し、カバーを取り外してスプリングを見せるスタイルに変更した。

あくまで主役はノーマル然とした車体。足周りだけで存在感を作り出す手法が実に渋い。

別体タンクを備える1971年式スーパーカブ70。足周り以外はほぼノーマルのまま残し、70年代旧車カスタムをイメージして仕上げている。

派手じゃないのに目を引く理由

この車両を初めて見る人は、まず「きれいなノーマル車だな」と感じるかもしれない。

しかし足元へ目を向けると、ワイドリムや引っ張り気味のタイヤ、絶妙なローダウンによって独特の雰囲気をまとっていることに気付く。

古い防犯登録シールもそのまま残る。作り込んだヤレ仕様ではなく、自然に積み重なった歴史が魅力だ。

さらに純正テールランプや純正メーター、行灯ポジションランプなど、当時のディテールもしっかり残されている。

派手なカスタムパーツを並べるのではなく、ベース車両の魅力を引き立てながら個性を演出する。カブ歴14年のオーナーだからこそたどり着いた、大人のカスタムスタイルと言えるだろう。

ディテールチェック

テールランプやウインカーも当時の純正品を維持。ヤレた雰囲気も含めて、この車両の大切な個性となっている。
リアショックは純正品を加工してローダウン。カバーを取り外し、スプリングが見えるスタイルとしている。
シートは純正形状を維持。余計な装飾を加えず、全体のノスタルジックな雰囲気に合わせている。
サイドカバーもオリジナルをそのまま使用。チームステッカーの雰囲気も車両にマッチしている。
行灯カブならではの純正メーター。購入時から状態が良く、現在も当時のまま機能している。
市販のツイストスポークを加工して装着。派手すぎない本数を選び、さりげないアクセントとしている。
前後ともTAKASAGO製ワイドリムを装着。ノーマルルックの中で最も存在感を放つカスタムポイントだ。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

260台のカブが神戸に集結! 21回目を迎えたカフェカブ関西、その魅力とは? | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

https://motor-fan.jp/article/1522465/

【モトチャンプ】