
地金ボディが生み出す、ヌードテイストの存在感
カジュアルな雰囲気の中にも、どこか上品さを感じさせるスタイリッシュな一台。その印象を決定づけているのが、ヘアライン加工を施した地金ボディと、76本スポークホイールの組み合わせだ。

クロームに輝くリムや磨き込まれた金属パーツがボディの質感を引き立て、塗装では表現できない独特の存在感を演出している。ボディはペイントを剥離したあとにヘアライン加工を施し、金属ならではの素材感を生かした仕上がりとなっている。

また、跳ね上げられたリヤフェンダーは、パテによる成形ではなく溶接と削り込みによって造形。金属製ボディだからこそできる加工方法にこだわり、細部まで美しく仕上げられている。
定番パーツを組み合わせ、理想のシルエットを追求
足周りにはCD50用フロントフォークを流用し、リヤにはクリッピングポイント製アルミスイングアームを採用。ロングホイールベース化によって伸びやかなシルエットを実現している。

しかし、このスタイルは単純にパーツを組み合わせただけではない。各部のバランスを確認しながら何度も仕様変更を繰り返し、現在の完成形へたどり着いたという。ハンドル周辺も徹底的にシンプル化され、メーターやスイッチ類はステム付近へ集約。配線もフレーム内部へ通すことで、車体全体をすっきりと見せている。
見えない部分まで丁寧に仕上げることで、全体の完成度をさらに高めているのだ。
チェック柄シートから始まった、女性オーナーならではの発想
このカスタムの原点になったのは、意外にもチェック柄のシートだった。

アメリカ製ネルシャツ生地を使ったオリジナルシートに似合う車体を目指し、「エレガント」をテーマに全体をコーディネート。他車用サイドスタンドを加工し、女性のヒールをイメージしてソールを高級ブランド「ルブタン」風の赤で塗装するなど、遊び心あふれるディテールも見逃せない。

イベント専用として製作したルブタン製手鏡のミラーや、ステップバー先端へ組み込まれたウインカーレンズなど、細かなアイデアも満載。さらに前後タイヤが接地した状態で車体が直立するようセンタースタンドまで工夫されており、美しく見せるためのこだわりが徹底されている。細部まで計算し尽くされた、センスあふれる一台といえる。
ディテールチェック




撮影したのはこのEVENT!
「第17回 カフェカブパーティin関西」
■日時:2022年5月29日(日)
■開催地:大津湖岸なぎさ公園(滋賀県)
2022年5月29日(日)に滋賀県で開催された「カフェカブパーティin関西」は琵琶湖のほとりという絶好のロケーションで大人気。コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催ということもあり、多くのカブヌシが会場に集結した。
【モトチャンプ】