フレームカバーやチェーンカバーにはホール加工を施し、さりげなくドレスアップ。ダーク系で統一したモノトーンカラーが車体全体の雰囲気を引き締めている。

世界的人気ブランド・K-SPEEDが手がけたコンプリート

ベースとなるのは、タイのカスタムブランド「K-SPEED」が製作したコンプリートモデル。軽快な前後フェンダーやファットなブロックタイヤ、サブアーム付きスイングアーム、クラッシュバー、ライトガードなどを組み合わせ、ハンターカブをミリタリーテイストあふれる一台へと仕上げている。

外装にはエイジング塗装が施され、使い込まれたようなリアルな質感を演出。オーナーはさらにハンドルバーを変更し、工具を収納したロールポーチを追加するなど、自身のスタイルに合わせて世界観をブラッシュアップしている。

堅牢なヘッドライトガードがコンバットイメージを加速。

見どころは排圧で回転するガトリングマフラー

最大の注目ポイントは、K-SPEEDならではのガトリングマフラー。サイレンサーエンドはガトリング砲を思わせるデザインだが、見た目だけではない。

エンジンを始動するとゆっくりと回転し始め、スロットルを開けると排圧で一気に回転するガトリングマフラーを装備。パルス感の効いたサウンドも存在感抜群だ。

エンジン始動後はゆっくりと回転し始め、スロットルを開けると排圧によって勢いよく回転するギミックを採用。もちろん弾が発射されることはないが、イベント会場でも多くの視線を集める存在だった。

約130万円というコンプリート価格も納得できるほど、造形やギミックへのこだわりが随所に詰め込まれている。

ベースの完成度を活かしたオーナー流アレンジ

完成度の高いコンプリートモデルだからこそ、オーナーは大掛かりな仕様変更ではなく、実用性やデザイン性を高めるカスタムを選択している。

ロールポーチやトップケースによって積載性を確保しながら、各部のブラックアウトやホール加工、ジュラルミン製シリンダーヘッドカバーなど細かなパーツで個性を演出。ベースモデルの魅力を活かしつつ、自分だけの一台へと仕上げた好例といえるだろう。

ディテールチェック

ノーマルメーターとキーシリンダーは車体左側に移設。あえてノーマルを使用するのもアクセントになっている。
トップケースも車体同様にエイジング風仕上げを採用。コンパクトなキャリアとの組み合わせで、ミリタリー感と実用性を両立している。

撮影したのはこのEVENT!

「第25回 カフェカブミーティングin青山」
■日時:2022年10月16日(土)・17日(日)
■開催地:Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区※現在は休館)

2022年10月15日(土)、16日(日)にホンダ本社ビルで開催された「カフェカブミーティング青山」は、3年ぶりの開催ということもあり、心待ちにしていたカブ乗りが全国から集結。今回はエントリー台数を各日200台に絞って実施されたが、申し込み開始からわずか30分ほどで定員に達するという異例の人気ぶりだった。一般来場者も含め、多くの“カブフリーク”が会場を訪れた。開催中は、通りすがりの年配者や小学生からも「これカブなの? 素敵ねぇ〜」「うわっ、コレすごい!」といった声が聞こえ、世代を超えて多くの人がスーパーカブの魅力に引き込まれていた。
なお、Hondaウエルカムプラザ青山は本社移転に伴い2025年3月31日をで休館しており、同イベントは2024年が最後の開催となっている。


【モトチャンプ】