連載

今日は何の日?

■スバルBRZコンプリートカーの第2弾BRZ tS

2015年6月30日にデビューしたスバル「BRZ tS」

2015(平成27)年6月30日、スバルはモータースポーツ統括会社STIがチューニングを施したコンプリートカー、スバル「BRZ tS」シリーズ第2弾を発売した。第2弾の「BRZ tS」は、2年前2013年8月にデビューした第1弾「BRZ tS」のサスペンション、ブレーキなどの機能と内外装を進化させた。

スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツBRZ誕生

2012年3月にトヨタとの共同開発で誕生したスバル「BRZ」

スバルは、2005年にトヨタと資本提携を結び、その目玉企画としてFRのライトウェイトスポーツをトヨタとスバルで共同開発することが取り決められた。目指したスポーツモデルは、スバルのコア技術である水平対向エンジンを搭載した新しいプラットフォームをベースに、企画をトヨタ、開発と生産をスバルが担当する共同開発によって進められた。

2012年4月にデビューした「BRZ」の兄弟車 トヨタ「86」
2012年4月にデビューした「BRZ」の兄弟車 トヨタ「86」

その成果であるスバル「BRZ」は、2012年3月に誕生した。兄弟車のトヨタ「86(ハチロク)」は、翌4月から発売が始まった。BRZのネーミングは、ボクサー(水平対向)エンジンの“B”、リアホイールドライブの“R”、ゼニス(究極)の“Z”の組み合わせだ。

2012年4月にデビューした「BRZ」の兄弟車 トヨタ「86」に搭載されたエンジン

スポーツカーらしい典型的なロングノーズの流線型フォルムに、搭載エンジンはスバル自慢の2.0L DOHC水平対向(FA20型)エンジン。これに、トヨタのガソリン直噴“D-4S”システムを組み合わせ、NAながら最高出力200ps/最大トルク20.9kgmを発揮、トランスミッションは6速MTと6速ATが用意された。

2012年3月にトヨタとの共同開発で誕生したスバル「BRZ」

低重心で軽量コンパクトな水平対向エンジンの特徴を生かし、さらにFR駆動によって高性能で俊敏な走りを実現したBRZは、当時の日本車には珍しい本格的なライトウェイトスポーツカーとして多くの走り好きから大歓迎された。その完成度の高さの割には、標準グレードRが247.8万円(6速MT)/254.625万円(6速AT)とリーズナブルの価格だったこともあり、当初の受注台数は3500台を超え、トヨタ86とともに冷え込んでいるスポーツカー市場で大健闘した。

●優れた走りとハンドリングを目指したSTIチューンのBRZ tS

2013年8月にデビューしたスバル「BRZ tS(2013tS)」

STIがチューナップした「BRZ tS」の第1弾は、2013年8月にデビューした。BRZ tSは、前年にデビューしたBRZをベースに、モータースポーツの培ったSTIのノウハウによって、走りに磨きをかけたコンプリートカーである。

2013年8月にデビューしたスバル「BRZ tS(2013tS)」のコクピット

パワートレーンはベース仕様のままで、サスペンション、ブレーキ、およびシャシーにSTI独自の仕様装備が施された。具体的なチューニングとしては、ドライブシャフトの大径化やブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ、18インチアルミホイール、STI製フロントアンダースポイラーなど、様々なSTI独自のフレキシブルパーツの採用によって、誰でも運転を楽しめる小気味よいハンドリングと走りが実現された。

2013年8月にデビューしたスバル「BRZ tS(2013tS)」

エクステリアには、STI、tSオーナメントや専用となるフェンダーガーニッシュ、インテリアにもSTIロゴ入りスポーツメーターを採用するなど、走りへの期待感や所有する喜びを感じることができる特別な仕様が施された。また、専用チューニングのVDC(横滑り防止装置)、サウンドクリエータ専用のフィルターチューニングによるエンジン吸気音の質感向上なども行なわれ、感性領域に訴える味付けも忘れていなかった。

車両価格は、366.45万円(6速MT)/374.325万円(6速AT)で、ベースよりも約120万円高額で限定500台で販売された。

総合的に走行性能を熟成させたシリーズ第2弾BRZ tS

2015年6月30日にデビューしたスバル「BRZ tS」

2015年6月のこの日デビューしたスバル「BRZ tS」シリーズ第2弾は、tSシリーズが追い求めてきた“ドライバーの意思とクルマの挙動のシンクロ率”をさらに高めたチューニングが施された。

スバル「BRZ tS」の2013年モデルと2025年モデルの違いはココだ!

パワートレーンは、シリーズ第1弾と同じFA20型エンジンがベース。BRZのフレーム構造に合わせて新開発されたフレキシブルVバーでボディを強化、サスペンションはSTI製ビルシュタインダンパーなどを新たに装備。フロントのフレキシブルドロースティフナーの装備、リヤサスリンクブッシュのピロボール化と相まって、しなやかな走りと上質な乗り心地が実現された。

スバル「BRZ tS」に搭載された2L DOHC水平対向エンジン(FA20型)

【↓ スバルBRZtSのスペシャルパーツ ↓】

さらに、STI製ブレンボブレーキには新たにドリルドディスクローターを採用し、専用チューニングのVDC(ビークルダイナミクスコントロール)を引き続いて採用。エクステリアでは、ブラック塗装された18インチアルミホイールおよびドアミラー、フロントフェンダーガーニッシュ、シャークフィンタイプのルーフアンテナ。インテリアは、各パーツにレッドステッチ+レッドアクセントを施し、専用リカルド製バケットシートとドアトリムには、アルカンターラが採用されて上質化された。

スバル「BRZ tS」のコクピット
スバル「BRZ tS」のフロントシート

車両価格は、300台限定で399.0(6速MT)/407.1万円(6速AT)で、ベースよりも約33万円高額だった。

2015年6月30日にデビューしたスバル「BRZ tS」

・・・・・・・・
スバルは、「BRZ tS」を“ハンドリングの楽しさをレースカー並みに引き上げつつ、上質な乗り心地も両立したSTIコンプリートカー”と謳っている。すなわち、サーキット志向の走りを追求したSシーズとは異なり、走りとともに公道でも運転が楽しめることを重視した、いわば公道スポーツのためのコンプリートカーである。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

連載 今日は何の日?

by MotorFan
歴史 23時間前

走り度アップ! STIコンプリートカー、スバル「BRZ tS」シリーズ第2弾が300台限定399万円~15年発売【今日は何の日?6月30日】

by MotorFan
歴史 2026.06.29

スポーティな内外装の特別仕様車、スバル「フォレスター クロススポーツα」が226.8万円で04年誕生【今日は何の日?6月29日】

by MotorFan
歴史 2026.06.28

ダットサンと日産の源流である「快進社創業100周年記念展」に日産自動車が協賛【今日は何の日?6月28日】