連載

今日は何の日?

■3代目アクセラをマイナーチェンジで大幅改良

2016年7月14日にマイナーチェンジされたマツダ3代目「アクセラ」

2016(平成28)年7月14日、マツダはスポーツコンパクト「アクセラ」の3代目で大規模なマイナーチェンジを実施した。マツダ独自の車両運動制御“G-ベクタリングコントロール”を初採用し、その他にも1.5Lクリーンディーゼル(SKYACTIV-D1.5)の追加やディーゼルノック音の抑制制御の採用など、多くの先進技術が追加投入された。

“Zoom-Zoom”ブランドモデルとして登場したアクセラ

2003年10月に誕生したマツダ初代「アクセラ」

初代「アクセラ」は、走る歓びを追求したクルマづくりを目指すブランドメッセージ“Zoom-Zoom”をベースに開発され、2003年10月にデビューした。

2003年10月に誕生したマツダ初代「アクセラ」のリヤビュー

4ドアセダンと5ドアハッチバックが設定され、スポーティでダイナミックなスタイリングが特徴。パワートレーンは、最高出力114ps/最大トルク4.3kgmの1.5L、150ps/18.7kgmの2.0L、171ps/21.8kgmの2.3L 直4 DOHCの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせ。駆動方式は、当初はFFのみだったが、その後4WDが追加された。

2003年10月に誕生したマツダ初代「アクセラ」に搭載されたエンジン

アクセラは、海外では「Mazda3」として販売され、日本よりむしろ海外での人気が高く、3年3ヶ月で世界の販売台数100万台を突破し、6年間で200万台を超える販売を記録、マツダの主力モデルに成長した。

エコ・スポーツとして走りと燃費の両立を図った2代目

2009年6月に登場したマツダ2代目「アクセラ」

アクセラは、2009年6月に初めてのモデルチェンジで2代目に移行。2代目は、スポーティさを継承しつつ、環境性能の向上も重視して、キャッチコピーは“エコ・スポーツ”だった。一方で、スポーツグレードとして直噴ターボを搭載した「アクセラスポーツ」が設定され、注目を集めた。

2009年6月に登場したマツダ2代目「アクセラ」のパッケージング

エンジンは、1.5L&2.0L 直4 DOHC、アクセラスポーツ用の最高出力264ps/最大トルク38.7kgmの2.3L 直4 DOHCインタークーラー直噴ターボの3機種が用意され、マツダ独自のアイドルストップ“i-stop”が採用され、初代に対して15%も燃費が向上した。

2009年6月に登場したマツダ2代目「アクセラ」に搭載されたエンジン

さらに、2011年8月のマイナーチェンジでは、「デミオ」に続いて高効率のガソリンエンジン“SKYACTIV-G 2.0”とオートマチックトランスミッション“SKYACTIV-DRIVE”のSKYACTIV技術が採用された。

デザイン魂動とSKYACTIV技術を採用した3代目

2013年6月に登場したマツダ3代目「アクセラ」

2013年6月にモデルチェンジした3代目「アクセラ」は、新しいデザインテーマ“魂動”と先進技術“SKYACTIV”を採用、それ以外にも安全技術やコネクティッド技術などマツダ独自の先進技術が採用された。

マツダ3代目「アクセラ ハイブリッド」
マツダ3代目「アクセラ 」のパワートレーン
マツダ3代目「アクセラ 」のパワートレーン

ダイナミックで流麗なスタイリングのボディに、パワートレーンは最高出力111ps/最大トルク14.7kgmの1.5L 直4 DOHC(SKYACTIV-G1.5)、155ps/20.0kgmの2.0L 直4 DOHC(SKYACTIV-2.0G)、175ps/42.8kgmの2.2L 直4ディーゼルターボ(SKYACTIV-2.2D)の3種エンジンと、6速MTおよび6速ATの組み合わせ。また、アイドルストップ“i-stop“やエネルギー回生機構”i-ELOOP“が採用され、燃費向上に貢献した。

マツダ3代目「アクセラ ハイブリッド」
マツダ3代目「アクセラ XD」
マツダ3代目「アクセラ 15C/15S」
マツダ3代目「アクセラ 20S」

さらに、トヨタのTHS IIをライセンス供与されたハイブリッド“SKYACTIV-HYBRID”を設定し、優れた燃費性能が達成された。その他にも、先進の安全技術“i-ACTIVSENSE”、ネットとつながることで走行安全性や快適性を向上させるコネクティッド技術“MAZDA CONNECT”などが採用された。

マツダ3代目「アクセラ 」

マイナーチェンジでさらに先進技術を導入

2016年7月のこの日、3代目「アクセラ」はマイナーチェンジによって大幅な改良を加えた。

2016年7月14日にマイナーチェンジされたマツダ3代目「アクセラ」に搭載された4種エンジン
2016年7月14日にマイナーチェンジされたマツダ3代目「アクセラ」に搭載されたSKYACTIV-D 1.5エンジン
ディーゼルSKYACTIV-Dのノック音自体を抑制し、心地よいエンジン音を追求したナチュラルサウンド・周波数コントロールを初採用

まずパワートレーンについては、上記の3種エンジンとハイブリッドに加えて、最高出力105ps/最大トルク27.5kgmの1.5L 直4ディーゼルターボ(SKYACTIV-1.5D)が追加された。また、ディーゼルSKYACTIV-Dのノック音自体を抑制し、心地よいエンジン音を追求したナチュラルサウンド・周波数コントロールを初採用。これは、ノック音の原因であるエンジン燃焼による圧力波と、部品の共振周波数との関係に着目して、音量が大きい周波数帯のエンジンの圧力波を部品の周波数と逆位相にし、静粛性を向上させる手法である。

新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾となる“G-ベクタリングコントロール”
新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾となる“G-ベクタリングコントロール”
新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾となる“G-ベクタリングコントロール”

注目は、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾となる“G-ベクタリングコントロール”が初めて採用されたこと。エンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーなどのSKYACTIV技術群を統合的に制御することでタイヤの接地荷重を最適化する手法。具体的には、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする技術である。

2016年7月14日にマイナーチェンジされたマツダ3代目「アクセラ」

その他にも、アクティブ・ドライビング・ディスプレイの視認性向上や交通標識認識システム(TSR)の初採用、夜間の視認性を高めるアダプティブ・LEDヘッドライト(ALH)の採用、衝突被害軽減ブレーキ技術の向上、またエクステリアとインテリアについて一部が変更された。

車両価格は、アクセラスポーツおよびセダンが176.04万~331.02万円、ハイブリッドは247.32万~287.9万円に設定された。

歴代アクセラの挑戦!

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アクセラは、4代目にモデルチェンジした2019年5月に、日本名も海外向けと同じ「Mazda3」に変更された。現行Mazda3は、SKYACTIV-GとSKYACTIV-DにSKYACTIV-X(SPCCI:火花点火制御圧縮着火方式)が加わり、ハイブリッドは自社開発のマイルドハイブリッドに変更された。人気が低迷しているセダン/ハッチバックの日本市場でMazda3は健闘しているモデルであり、一方でグローバルでは堅調な販売を続けている。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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