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今日は何の日?

■クラリティシリーズのFCEV、EVに続いたPHEV

2018年7月19日にデビューしたホンダ「クラリティPHEV」

2018(平成30)年7月19日、ホンダはクラリティシリーズの第3弾となる「クラリティPHEV」を発表(発売は翌日)した。当時のホンダは、“2030年を目途に四輪車グローバル販売台数の2/3を電動化する”ことを掲げ、クラリティシリーズはその電動化戦略のフラッグシップ的な存在だった。

クラリティシリーズ第1弾:クラリティFC

ホンダは、2017年3月開催のジュネーブモーターショーで、“2030年を目途に4輪車グローバル販売台数の2/3を電動化する”ことを掲げた。その戦略の象徴的なモデルとして“クラリティシリーズ”が設定された。

2016年3月にリース販売が始まったホンダ「クラリティ・フューエルセル(FC)」

クラリティシリーズの第1弾「クラリティFC(フューエルセル)」は、2016年3月から自治体や一部企業へのリース販売を始めた。クラリティFCは、2003年12月からリース販売を始めた「FCX」、2008年11月からリース販売を始めた「FCXクラリティ」をさらに進化させた燃料電池車である。

2016年3月にリース販売が始まったホンダ「クラリティ・フューエルセル(FC)」

クラリティFCは、FCXクラリティの流麗なフォルムからスポーティなスタイリングに変貌。さらにパワーユニットの省スペース化による優れたパッケージングを特長として、4人乗りのFCXクラリティに対して、セダンタイプのFCEVとして初の5人乗りが実現された。

機能面では、高圧水素タンク圧力を70MPa(←35MPa)に上げ、パワートレーンの高効率化や走行エネルギーの低減により、一充填走行距離を従来比で約30%延ばして750km(JC08モード)を達成。さらに約3分という水素充填時間の短縮によって、ガソリン車と同等の使い勝手の良さをアピールした。

リース販売だが、車両価格は当初は766万円、その後改良されて2020年6月には個人向けのリース販売が始まった時点では、783.64万円に設定。取り扱いは、水素ステーションのある都道府県の一部店舗で、同日時点で35法人が対象だった。

ただし、クラリティFCは、2021年8月に生産を終了してリース販売も中止した。

クラリティシリーズ第2弾:クラリティ・エレクトリック

2017年8月、クラリティシリーズ第2弾となる電気自動車「クラリティ・エレクトリック」のリース販売が米国で始まった。が、日本では販売されなかった。

2017年8月に米国でリース販売が始まったホンダ「クラリティ・エレクトリック」

米国でリースを始めたのは、米国ZEV(ゼロエミッションンビークル)規制に対応したもの。ZEV規制は、メーカーに一定の割合でEVおよびFCEVを販売することが課せられる制度で、守らないとペナルティが発生する制度である。

ホンダ「クラリティ・エレクトリック」のコクピット

最高出力161ps/最大トルク30.6kgmの駆動モーターと、容量25.5kWhのリチウムイオン電池を搭載し、満充電の航続距離は143km。また、先進のEVにふさわしいコネクテッドカー技術によって、スマホ連携ができる「ホンダリンク」をはじめ、音声認識や交通情報、充電ステーション情報など豊富な機能をもつナビシステムも装備していた。

3年リース契約の販売で、月々のリース料は269ドル(当時のレートで約3.2万円)を設定。2017年に「日産リーフ」が航続距離を400kmに延ばしていることを考えると、クラリティの143kmは実用的とは言えなかった。

クラリティシリーズ第3弾:クラリティPHEV

2018年7月19日にデビューしたホンダ「クラリティPHEV」

2018年7月のこの日、クラリティシリーズ第3弾「クラリティPHEV」が発表された。すでに、三菱自動車から2013年1月に「アウトランダーPHEV」、2017年2月にはトヨタから2代目「プリウスPHV」がデビューしていた。

ホンダ「クラリティPHEV」のリアビュー
ホンダ「クラリティPHEV」のエンジンは1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTEC

クラリティPHEVは、1.5L 直4 DOHCアトキンソンサイクルエンジンと最高出力184ps/最大トルク32.1kgmのモーターを備える2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」の組み合わせ。バッテリーの高容量化(17kWh)やコンバーターの高出力化など、電動コンポーネントの性能向上によりEV走行距離114.6km(JC08モード)が実現された。

ホンダ「クラリティPHEV」のコクピット
ホンダ「クラリティPHEV」の前後シート

また、バッテリーの充電状態や走行状況に応じて最適な3つのドライブモード(EVドライブモード・ハイブリッドドライブモード・エンジンドライブモード)を自動的に選択し、シームレスに切り替える機能を有していた。その他にも、対応する外部給電装置を接続することにより、外部機器への電力供給もできた。

ホンダ「クラリティPHEV」のプラグインハイブリッド構成図
ホンダ「クラリティPHEV」
発熱量の増大に対応する高効率水冷システム

車両価格は、588.06万円に設定された。

三菱「アウトランダーPHEV」とトヨタ「プリウスPHV」の特徴と基本スペックは、以下の通り。

2017年にデビューしたトヨタ2代目「プリウスPHV」
三菱自動車の2017年型「アクトランダーPHEV」

・トヨタプリウスPHEV:HEVシステム「THS」をベースにしたFFセダン。エンジン1.8L、電池容量8.8kWh、航続距離 68.2km、HEV燃費37.2km/L。

・三菱アウトランダー:前・後輪それぞれにモーターを搭載した4WD SUV。エンジン2.4L、電池容量13.6kWh、航続距離 65.0km、HEV燃費18.6km/L

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当時は、各メーカーが電動化を急速に進めていた頃だった。クラリティーシリーズも販売目的ではなく、ホンダの電動化戦略のパイロット的な役割を担っていた。そういうこともあり、クラリティPHEVは、大きな容量のバッテリーを搭載してEV航続距離も長いが、その分価格も高かった。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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