お便り バイクのタイヤサイズはなぜ表記が2種類あるの?

投稿者:広島県/巡礼シグちゃん

タイヤサイズの表記にはいくつか種類がありますが、一般的なのは「メトリック表記」と「インチ表記」の2種類です。今回は「なぜ2種類の表記が混在しているの?」という疑問について解説します。

例えばCT125・ハンターカブにオフロードタイヤを装着したい場合、純正サイズの「80/90-17」で探すと選択肢は少なめ。でも、近いサイズのインチ表記「2.75-17」まで広げると、候補がグッと増えます。

「どうして表記が統一されていないの?」という疑問を、日本自動車タイヤ協会に聞いてみました。

「現在、インチ表記から国際基準のメトリック表記へ切り替わりつつありますが、車両メーカーの判断で近年の車両でもインチ表記のタイヤが採用されることがありました」

なるほど。現在は移行が進んでいるものの、まだ完全に切り替わったわけではないということですね。

インチ表記が今も残っている理由

続けて、次のように補足してくれました。「さらに言えば、インチ表記時代の二輪車が、まだまだ元気に走り回っていますから、インチ表記のタイヤも多く発売されています」

確かに2013年発売の初代クロスカブ(JA10)でも「2.75-17」のインチ表記を採用していました(※2025年モデルは80/90-17のメトリック表記)。インチ表記時代のバイクは今も数多く現役で走っているだけに、交換用タイヤの需要がなくなることは今のところ考えにくいでしょう。

つまり、「3.00」と「80/90」はどちらも間違いではなく、それぞれ異なる時代に生まれた規格。新旧さまざまなバイクが走り続けているからこそ、2種類のタイヤサイズ表記が現在も共存しているのです。

まとめ

●インチ表記タイヤのバイクが元気に走り回っているから2種類ある

※この記事は月刊モトチャンプ2022年9月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】