お便り 結局のところ、夜はハイビーム? ロービーム?
投稿者:東京都/昭和のカブボーイ
ハイ、私も同じように悩みました。結論から言うと、夜間走行ではハイビームが基本と考えていい。ただし、いつでもどこでもハイビームで走ればいいわけではないんだ。前にクルマやバイクがいるとき、対向車とすれ違うとき、交通量の多い市街地を走っているときは、ロービームへ切り替えるのが基本なのです。
この話、2017年ごろに「ハイビームが基本」と大きく話題になったので、なんとなく覚えている人も多いはず。でもその一方で、「じゃあロービームで走っていたら違反なの?」と聞かれると、迷う人もいると思う。そこで改めて整理しておきたい。
警察庁の案内や「交通の方法に関する教則」では、夜間は前照灯を上向きにして、歩行者や落下物などを少しでも早く発見するようにしましょう、とされている。ただし、対向車と行き違うときや、ほかの車の直後を通行しているときは、前照灯を減光するか、下向きに切り替えなければならない。つまり、ハイビームは遠くまで見える安全装備だけど、相手をまぶしくさせる場面ではロービームに戻す必要があるということだ。

道路交通法第52条でも、「夜間に他の車両等と行き違う場合や、他の車両等の直後を進行する場合に、他の交通を妨げるおそれがあるときは、灯火を消す、光度を減ずるなどの操作をしなければならない」とされている。これを怠ると「減光等義務違反」となり、違反点数は1点。反則金は普通車と二輪車が6000円、原付が5000円だ。
ここで大事なのは、「ロービームで走っているだけなら違反ではない」という点。市街地や交通量の多い道路では、むしろロービームで走る場面の方が多いはず。いっぽうで、街灯の少ない郊外路や山道など、前走車も対向車もいない場面ではハイビームを使った方が安全。歩行者、動物、落下物、路面の変化に早く気づけるからだ。
つまり「ハイビーム走行時に、前走車や対向車があるときはロービームにしないと違反。ロービームで走るぶんには違反ナシ」と覚えておきましょう。
まとめ
●夜間に前走車や対向車がいるときはロービームにしないと違反!
●ハイビームは安全だけど違反のリスクあり!
※この記事は月刊モトチャンプ2021年6月号を基に加筆修正を行っています
【モトチャンプ編集部】
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